2021年09月24日
伊豆文邸には私の好きな〇〇が!
こんにちは。
古民家と温泉と顔ハメが好きな静岡の畳屋の姉さんです。
今日は9月24日ですが、今から書くことは7月22日の出来事です。もう2ケ月以上も経ってしまったのか~。
丁度東京オリンピックが始まった頃で、変則的な四連休の初日でした。その頃は、静岡県民が静岡県内に旅行すると、宿泊費1万円につき5,000円の補助が出るという制度がありましたので、それを利用して主人と二人で大好きな西伊豆に行ってきたというわけです。
始めに「伊豆文邸」に行きました。
母屋も土蔵二棟も、美しいなまこ壁です!
この建物は明治43年の建築で、かつては呉服商が営まれていたそうです。多分、広くて長い土間に面した小上がりの畳に着物や反物が広げられ、お客様がその小上がりにちょこんと腰をかけて反物を見て商談したのではないでしょうか。
土間の隅には珍しい「水琴壷(すいきんこ)」が置いてありました。高さ1mくらいの変わった形の壺で、「水琴窟」と同じ原理で滴る水の音が綺麗に響くそうです。
伊豆文邸のすぐ横には、足湯と顔ハメがありました。どちらも私の大好物です。

訪れたのが夕方だった為か、それともコロナウイルスの蔓延防止の為か(この頃はまだ緊急事態宣言は出ていませんでしたが)お客さんが私と主人だけで、周辺もひっそりとしていました。
緊急事態宣言が解除されたら、再び松崎町に活気が戻るといいなと思いました。
畳を通してお客様に感動とやすらぎをお届けします。
障子、襖、網戸の張替えも始めました。
株式会社 新海畳店
〒422-8033
静岡市駿河区登呂一丁目17-2
TEL 054-285-3509
FAX 054-283-2047
2021年09月17日
伊那下神社はパワースポット!
こんにちは。
パワースポットを発見した静岡の畳屋の姉さんです。
前回のブログで、西伊豆の松崎町にある伊那下神社に、「琉球畳表の碑」と、畳表を織る道具「筬(おさ)」がある事を書きました。
伊那下神社には他にも観るべきものが沢山あります!
まず境内に樹齢1000年以上の大銀杏の木!なんと2本もあるのですよ

そして境内のあちらこちらにある木像。粗削りな感じが魅力的な木像は、なんと住職がチェーンソーで削って作ったものでした!

資料館の展示物は内容が豊富で充実しているので、是非じっくり観てほしい所です。幕末に活躍した山岡鉄舟や清水の次郎長の資料もあり、今放送されている大河ドラマ、渋沢栄一さんのことなどを思いながら資料を拝見しました。
そして、書の作品が沢山展示されていたのですが、大抵こういうのって達筆過ぎて何て書いてあるのかわからないじゃないですか。それが殆ど何て書いてあってどういう意味かということが日本語と英語で解説されていました。私は特に気に入った言葉と、私の名前が入っている書の写真を撮ってきました。
松崎町の伊那下神社は、間違いなくパワースポットだと思いました。また行きます

2021年09月02日
静岡にある琉球畳表の碑
こんにちは。
前回のブログの投稿日を見て驚いている静岡の畳屋の姉さんです。
私は普段スマホからインスタグラムやTwitter、facebookに投稿することが多いのですが、しっかり調査し、考察して書きたいことは、デスクトップのパソコンからじっくりと時間をかけてブログに書きます。
株式会社新海畳店は7月決算。プラス残暑お見舞いを800枚程書いていたら、前回のブログ投稿が何と7月15日じゃあありませんか!


というわけでかなり時差ネタではありますが、7月22~23日、西伊豆の松崎町に行ってきたときのことを書きます。
新海家は子供達が幼い頃から、ほぼ毎年海水浴の為に松崎町に出かけていました。
しかし、最近主人と二人で出かけることが多くなり、何度も出かけた松崎町の中でも「なぜ一今まで度も行ったことが無かったのだろう???」
という所を狙って行くようになりました。
その中の一つ、新海家がよく行く「さくら」というお食事処のすぐ近く、長八美術館の隣の隣くらいに「伊那下神社」という神社がありました。今まで気にとめなかった神社に足が向くようになったのは、御朱印集めを始めたおかげです。
神社の駐車場の近くに湧水が豊富に流出している所があり、「神明水」という看板と、お水をいただくときの作法が書いてありました。空のペットボトルを沢山持ってお水をくみに来ている人もいました。
私達もお水をいただきました。とても冷たくて美味しかったです。今度は空き容器を沢山用意しようと思いました。
さて、御朱印はどこでいただけるかなと境内をうろついていると、丁度私と同じ目的で神社に来た女性が、神主さんと一緒に資料館に入っていくのが見えましたので、私も一緒に御朱印をお願いしました。
御朱印を待っている間、資料館を拝見しました。松崎町の歴史を中心とした大変充実した見ごたえのある資料館でした。
そして何といっても私達畳屋が無視できない、大変興味深いものが展示されていました

昔、松崎町が畳表の産地だったということは、国指定文化財「岩科学校」に畳表の織機が展示されていることから知っていましたが、伊那下神社にもこんなにその足跡が展示されていたとは全く知りませんでした。
ところで、ただの縁無し畳のことを「琉球畳」と呼ぶ方がいらっしゃいますが、本来琉球畳とは琉球表が縫い付けられた畳のことを言います。
多分昭和初期くらいまでは縁無しの琉球畳は庶民の象徴でしたが、現在は琉球表用の「七島藺」を育てて琉球表を織っているのは、日本全国を探しても大分県で5件のみ。琉球表は大変貴重な高級品になってしまいました。
たまに古民家でかなり傷んだ琉球畳を見ることがあります。表替えをしてほしい、でも元と同じ琉球畳にするにはとてもお金がかかってしまう、というジレンマに陥ります。
そんな大変貴重な琉球表が、ここ静岡県の松崎町で盛んに生産されていたなんて!途絶えてしまったことが残念だし、誰かここで琉球畳表の生産を再開してくれないかな~なんて思ったりもします。
神主さんが、境内に「琉球畳表の碑」があること、昔は毎年琉球畳表祭が行われていたことなどを教えてくださいました。
(続く)
2021年07月15日
ポツンと一軒家の黄色い茶畑
こんにちは。
念願の「ポツンと一軒家」に行ってきた静岡の畳屋の姉さんです。
またまた時差ネタです。
あれは確か昨年のこと?テレビ番組で人気の「ポツンと一軒家」と「ビフォーアフター」の合同企画のような特別番組が放送されました。山の中のポツンと一軒家をリフォームするという内容です。
その現場は静岡市葵区諸子沢。工務店の下請け仕事でしたが、なんとそのお宅の畳を弊社が担当させていただくことになりました

私はその放送を観た時からずっとそこに行きたいと思っていました。
弊社が作った畳のお部屋も見たいし、現場に行くまでのスリル満点な山道も、現場の周辺の茶畑が「黄金みどり」という黄色い茶葉なこともとても気になっていたのです。
そのお宅はリフォーム後、「黄金の茶の間」という名前でお茶を提供する場所になっていました。
お茶をいただくには予約が必要です。そして、茶畑に黄色い新芽がある時期は6月が限界?です。
ということで、5月にネットで予約を試みました。自分が行ける日で空席があったのは6月19日のみでした。
ところが、前日の6月18日からかなりの雨。

「明日も雨のようですが、予約はどうしますか?」
と確認の電話がありましたが、どうしても行きたかったので
「私は雨でも構いません!」
と伝えました。
翌日はやはり雨でしたが、これが残念なことではなく、とてもラッキーなことだったのです


というのは、通常ならば半日で4組の予約をとっているそうですが、この日の午前中は他の予約客は雨の為キャンセルしたそうです。
それで、通常ならば「黄金の茶の間」の1キロ程下の方にある駐車場からスリルある細い山道を20~30分かけて歩いて行かなければならないのですが、この日の客は主人と私だけでしたので、家主の佐藤さんが軽トラックで上まで連れて行ってくださることになりました


お陰様で道中も「黄金の茶の間」に着いてからも、佐藤さんと沢山お話ができました。

茶畑の黄色い茶葉は見事でした。

きっと晴天の時も素晴らしい眺めなのでしょうが、雨天でもやっとしている景色も素敵です。
佐藤さんが薪をくべて足湯の支度をしてくださいました。黄色い茶畑を眺めながらの足湯は格別でした。
縁側でお茶を4種類いただきました。
ハンモックも体験しました。
二階にも上がってみました。
そして弊社謹製の畳。囲炉裏のあるお部屋です。
とても寛げるところでした。
また行きます。
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2021年07月09日
旧大沢学舎・山神社・仁科港
こんにちは。
夏にもう一度西伊豆に行きたい静岡の畳屋の姉さんです。
前回の続きです。
「旧依田邸」を出て、すぐ近くの「旧大沢学舎」に寄りました。「岩科学校」の校舎に似た感じの味のある建物でした。
そして、これまたすぐ近くの「山神社」にも寄りました。「神社」と聞いて御朱印をいただけるかと思いましたが、無人の神社でした。
ここの本殿には、仁徳天皇、大山祇命(おおやまつみのみこと)、猿田彦命(さるたひこのみこと)の三祭神が鎮座されています。暗くてよく見えませんでしたが、荘厳な雰囲気がありました。
鳥居の横には「繭霊大神の碑」があります。昔、養蚕農家の人々が、良質の繭が採れるように祈願した所です。
そのすぐ隣には、二十歳になった若者が背負って山神社の石段を上がり力自慢を競った力石が二つあります。ここは境内のパワースポットだそうです。
いつも畳を担いでいる主人がその力石を持ち上げようとしましたが、重くて断念しました。でもパワーだけはいただいたと思います。
山神社を出て、途中のお菓子屋さんで松崎町名物の桜葉餅をお土産に購入し、仁科港に向かいました。facebookの投稿で見つけた「沖あがり食堂」の「いか様丼」を食べる為に!どちらも面白い名前ですね。
「いか様丼」は、すし飯に青のりと烏賊の刺身と烏賊の刺身の醤油漬けと卵の黄身が乗っていました。天草入りのお味噌汁付きで、勿論美味しかったです。
主人は1日限定10食?のいか刺身定食を注文しました。烏賊が新鮮で透き通っていました。
沖あがり食堂を出て隣の売店に寄りました。新鮮なお魚がこんなに安くていいの?という値段で販売されていました。
私は小鯵が沢山入っている1パック140円のものを購入しました。翌日南蛮漬けにしていただきました。
今回の旅行で初めて大沢温泉と仁科港に行きましたが、もっと時間をかけて周辺を散策したいと思いました。今月のオリンピック連休か来月のお盆休みに行こうかな~。
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2021年07月07日
見所いっぱいの旧依田邸
こんにちは。
温泉と古民家が大好きな静岡の畳屋の姉さんです。
前回の続きです。
立ち寄りの湯「依田の庄」からは、一旦外に出ることなく「旧依田邸」に移動することができます。途中に中庭となまこ壁の蔵などがありました。
「旧依田邸」は、今から300年前に建てられた母屋と、200年前に建てられた離れ、幕末に建てられた蔵3棟の併せて5棟が、平成22年に静岡県の文化財に指定されました。
中庭の池のほとりにイ草が生えていました!そういえば昔は松崎町はイ草の産地だったようです。近くの「岩科学校」の資料館に、畳表の織機が展示されていたのを見た覚えがあります。
階段の下が引き出しになっている!古民家でよく見るやつですね。
引き出し兼階段を上って2階に上がると、えんじ色の紋縁の畳の和室になっていました。襖もモダンな柄に張り替えられていて、お庭がよく見える居心地のいいお部屋でした。
更に母屋の入口の方に向かって行くと、やはり紋縁のお部屋が幾つもありました。紋縁の畳はお寺やお城ではよく見ますがこういう所で観ることはあまりありません。高級感がありますね。
でもちょっと驚いたことがあります。紋縁の紋の模様はは畳の端で切れてはいけないと思っていました。しかしここの紋縁はあえて(わざと?)紋模様の中央で切って、隣の畳と合わせて円形になるように作っています。畳の壁側の辺(「下前」といいます)の紋縁は畳の端から端まで紋で始まって紋で終わっているのに、お部屋の中央側の畳の辺(「上前」と言います)は紋が中央で切れているなんて・・・。
こういうやり方もあるのですね。
そしてこのお部屋の襖は真ん中に障子がはまっている襖でした。私はこのような襖を初めて観ました。
(どうやって張り替えるのかな・・・。大変そうだな・・・。)
あ~、気が付けば畳と建具ばかり見てしまっています。職業病です。
ここのお部屋は何年か前までは宿泊施設として機能していたそうです。
母屋の入口は広い土間になっていました。小上がりに囲炉裏がありました。そして黒光りした太い大黒柱。上を見上げると同じく黒光りした太い梁!古民家の好きなポイントです。
そして、今は残っていませんが、大沢温泉「依田の庄」の駐車場に明治時代には木造3階建ての製糸工場があったとか。観たかったな~。
旧依田邸は見学無料です。館長さんともゆっくりお話ができてよかったです。
(続く)
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2021年07月02日
大好きな西伊豆へ行ってきました
こんにちは。
毎年1回は西伊豆に出かけている静岡の畳屋の姉さんです。
かなり時差ネタになってしまいましたが、5月15~16日、西伊豆に一泊旅行に行ってきました。
思えば今まで西伊豆に出かけていたのは8月の夏休みが8割、お正月休みが2割くらいだったでしょうか。この時期に西伊豆に出かけたことはほとんどありませんでした。
そこで今回は、幾つか行ったことのない所に行き、体験したことのないことを体験しました。
15日は堂ヶ島でトンボロ現象(干潮時に島まで歩いて行ける)と、洞窟巡り遊覧船を楽しみました。
トンボロ現象で現れた道は、石ころだらけで濡れている所もあるので、水陸両用の靴に履き替えてよかったです。やどかり、イソギンチャク、エビ、カニ、ハゼの仲間等が沢山いました。
洞窟巡りの遊覧船は、主人は初体験、私は二度目でした。何度乗っても面白いです。
宿泊先は土肥にしました。大きな花時計、手湯と足湯等、散策するにはいい所です。今回、和歌山牧水さんの像を見つけました。牧水さんも土肥がお気に入りだったのですね。
16日は松崎町に行きました。目的地は「大沢温泉 依田の庄」です。
こちらのことはある方のfacebookの投稿で知りました。どうやら県指定有形文化財旧依田邸の一部が日帰り温泉に改装されたようです。
古民家好きで温泉好きの私がここに行かないわけにはいきません!
温泉施設は令和2年に改装されたばかりだそうで、とても綺麗でした。入浴者の休憩室として和室が一室解放されていたので早速利用させていただきました。中庭が見えて寛げるお部屋でした。
温泉施設の奥の方には旧依田邸があり、無料で見学ができるので行ってみました。
ところで依田さんってどんな方だったのでしょう?パンフレットをもとに簡単に説明します。
依田家はそもそも武田信玄の家臣といわれ、武田家滅亡に際し伊豆に逃れ、大沢の地に居を構えました。江戸時代には庄屋として村民の生活を支えました。
19歳で11代当主になった依田佐二平は、弟、妹を養育しながら邸内に私塾大沢学舎を開き、近隣の子弟を教育しました。
また、維新政府の殖産興業政策を受け、伊豆で最初の製糸工場を建て、農家の豊かな現金収入の道を開きました。
更に奥伊豆に通じる天城峠を開通させたり、高等教育の場として私立豆陽中学(現県立下田高等学校)を創立しました。
弟の依田勉三は、慶應義塾で福沢諭吉とも交わり、北海道十勝平野の開拓を志し、十勝では「開拓の祖」として帯広市民の尊崇の念を集めているそうです。
なんだか大河ドラマを観ているようですね。渋沢栄一もそうですが、幕末~明治にはとてもエネルギッシュに世の中を変えていこうという人達がいたのですね。
次回は300年前に建てられた旧依田邸の母屋について書きます。
2021年06月01日
第一回しずまえトライアスロンin静岡
こんにちは。
しずまえトライアスロンが無事に終わってほっとしている静岡の畳屋の姉さんです。
令和3年5月30日(日)、記念すべき第1回「しずまえトライアスロンn静岡」が、静岡市駿河区用宗で開催されました。
本来ならば去年の今頃開催される予定でしたが、コロナウイルス蔓延防止の為延期になっていました。今回はコロナ対策をしたうえでの開催となりました。
株式会社新海畳店の社長は3年程前からトライアスロンの大会に出場するようになりましたが、今回は選手ではなく実行委員会のメンバーとして、計画立案から準備、片付けまで裏方に徹しました。
コースの設定については、多分2~3年前から、安全に配慮してあれこれ考え、周辺住民、自治会、商店などのご理解を得ながら、何度か試走をして決定されたことと思います。前例のないことを初めてやるのは大変なことです。
実行委員会のコンセプトは「日本一優しい大会運営」だそうです。そこで社長はピン!ときました。この熱くて痛い用宗の砂利浜に畳を敷こう!と。選手に対するやさしさですね。
実は1年前、砂利浜に試しに畳を敷いてみました。敷く位置や枚数等確認したかったからです。それが延期になり・・・。大会当日は朝5時過ぎから張り切って畳を敷いて畳ロードを作りました。
私は8時半頃スタート付近に付いたのですが、応援に来ている人やボランティアの人、選手たちで会場は活気のある明るい雰囲気と適度な緊張感に包まれていました。
スタートコールはDJロニさん!
「どうか皆さん、大きな拍手と心の声と笑顔で応援をお願いします!」
というアナウンスと共に、1組目の選手達が畳ロードから海に入っていきました。
選手は約170名。男女混合で年齢別に3組に分かれ、時間差をつけてスタートしました。
今回の参加者で最高年齢の選手はなんと80歳だそうです


スイムは750m。選手が泳いでいる近くを、水上バイクに乗った人や用宗のサップクラブの人等、大勢のスタッフが見守っていました。
暫くして、泳ぎ疲れた感じの選手たちが次々と畳に上がり、畳ローを通ってバイクのスタート地点に向かいました。社長は何度も畳の上の砂利を払っていました。
畳ロードは大好評でした


自転車で20km走った選手は、5km走って広野海浜公園のゴールを目指します。
ゴール周辺には地元のお店が売店を出していました。
そしてDJロニさんがゴールする選手一人一人のゼッケン番号と名前を読み上げ、その人なりの称賛を送ってくれました。ゴールする選手が途絶えた時にも大会に関するコメントや情報を喋ってくれて。私、すっかりロニさんのファンになりました!

とにかく事故も怪我人もなく無事に大会が終了したことは何よりだったと思います。
来年以降もこの大会が開催され、用宗を中心に静岡が活性化することを願います。
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2021年05月11日
1年振りの陶芸!
こんにちは。
1年振りに土いじり(陶芸)をした静岡の畳屋の姉さんです。
皆さんはGWいかがお過ごしでしたか?
私は久しぶりに主人と一緒に陶芸の工房に制作活動に行きました。主人はマグカップを作りたくて、私は小さな植木鉢を作りたくて。
なぜ植木鉢かというと...。
あれは4月18日(日)のこと、朝8時過ぎにヨガをするために街中に出かけたところ、青葉シンボルロードに長蛇の列ができていました。周辺のお店はまだ開店しておらず、人通りが無かっただけに、この行列が異様な光景に見えました。しかもこのコロナ禍で。

約1時間後、その人達は多肉植物を買いに来たのだという事がわかりました。皆さん籠に多肉植物の鉢を幾つも入れています。1会計あたりの個数制限があるらしく、何度も並びなおして購入している人もいました。
どうやらおうち時間が増えて多肉植物がブームのようです。そこで私は思いつきました。
そうだ!小さな植木鉢を作って我が家の多肉ちゃん達を植え替えて、ミニ畳とセットで販売しよう

まず4月29日、成型をしました。私の植木鉢は電動轆轤で、主人のマグカップは板作りで。
そして5月8日、再び工房へ。私は電動轆轤で削りをしました。主人のマグカップは素焼きができていたので、
「釉薬をかければ?」
と言ったのですが、主人は結局おしゃべりをしてお茶を飲んでお菓子を食べて、近くに販売に来た生しらすを買いに行って食べて終了。でも私はこの工房のこの自由さが大好きで、もう30年以上幽霊部員を続けているのです。

植木鉢、もう少し沢山作りたいので、また工房に行きます

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2021年02月11日
スタンプラリーで岡部宿へ(野郎畳とは?)
こんばんは。
体重増加に恐怖を感じた静岡の畳屋の姉さんです。
2月2日は私の誕生日でした。一生に一度、誕生日が節分と重なりました。

プレゼントにケーキをいただいたり、誕生日会と称して外食し、デザートプレートを注文したり、歳の数だけ餃子をサービスしてくれるラーメン屋さんに行ったり・・・。そんな事が続いたら、体重がどんどん増えてしまいました。

さて、昨年10~12月に行われていたスタンプラリーの続きです。
静岡県藤枝市の岡部宿大旅籠柏屋がチェックポイントになっていたので、12/13に初めて行ってみました。ここは登録有形文化財で、以前から気になっていた所でした。
まず初めに、別棟と屋外に展示されていた昔の御籠に惹きつけられました。
狭い籠の中には茣蓙が敷かれていて、小さい座布団とひじ掛けが置いてありました。まるで小さな和室のようです。
籠の周囲には畳表が付いていました。
そして母屋の歴史資料館へ。入口の土間に面して小上がりの畳の間があり、旅人二人(人形)が土間に足を下して腰かけていました。畳の上に三度笠と旅人の荷物と「野郎畳」という札が置いてありました。
(これが「野郎畳」?違う。これは目積表を使ったただの縁無し畳だ。)
と心の中で思いました。
まもなく職員さんが見学者に説明に来てくださったので、とりあえず黙って聞いていました。
いよいよ畳の説明が始まりました。↓
「野郎畳」は、本当はもっと太いイ草で織られた畳表の縁無し畳だということ、現在ではその太いイ草が入手しにくくなってしまい、本当の野郎畳を再現しようとするととても高価なものになってしまうこと、縁無し畳は庶民のもので、土間を挟んで向こう側の和室の畳には縁が付いていて、身分の高い人の部屋であることが説明されました。
職員さん、畳についてよく勉強されていました!説明を聞く前のモヤっとした気持ちが一変し、とても嬉しくなりました。

その他に、入口のくぐり戸が付いた大戸を毎日開閉していること、「蔀戸(しとみど)」と「半蔀(はじとみ)」の説明、急な階段を女中さんがお膳を持って昇り降りしたであろうこと、屋内の土間に井戸がある理由等、大変興味深いお話を分かりやすくしてくださいました。
この日は一人で訪れましたが、今度は誰かを誘ってまた訪れたいと思いました。
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2021年02月03日
スタンプラリーでグリンピア牧之原へ
こんばんは。
一つ歳をとってしまった静岡の畳屋の姉さんです。
今まで、誕生日は2月2日というと「じゃあ節分の前の日だね。」と言われることが多かったのですが、今年は一生に一度、誕生日が節分になりました。こんなこともあるんですねぇ。
さて、話は昨年の12月に遡ります。家で新聞紙と広告を片付けていたら、「GO TO 第9号 スタンプラリー特集」と書いてあるチラシを発見しました。期間は10月10日~12月13日、静岡県中部の5市2町(静岡市、島田市、焼津市、藤枝市、牧之原市、吉田町、川根本町)の観光施設等15カ所のスタンプを集めると、景品がもらえたり、抽選でプレゼントが当たるというものでした。
うわ~、気付かなかった!

今からその中の一か所、「グリンピア牧之原」について書きます。ここに行ったのは12月12日です。
大きな建物には、牧之原がお茶の産地になった理由と歴史、お茶の製造工程の解説、古い製茶の機械の展示、「深蒸し茶」の解説等盛り沢山のことが展示されていました。ガラス越しにお茶工場とチョコレート工場を見学できるエリアもありました。
別棟には売店があり、お茶の葉は勿論、お茶のスイーツや関連商品が販売されていました。抹茶の濃さが7段階もあるジェラードで有名な「ななや」さんもありました。そこそこ濃い抹茶のジェラードを食べましたよ。
外には色々な種類のお茶の木が栽培されている畑とハウスがありました。お茶の木には白い花が沢山咲いていました。庭にはお茶の仲間である椿も花を咲かせていて、丁度見ごろでした。
季節によってはお茶摘み体験もできるようです。
私も主人も初めて行きましたが、なかなか面白かったですよ。
私達は帰りに「さがら子生まれ温泉」に寄って帰りました。
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2021年01月23日
初稽古で大福茶
こんばんは。
やっとお正月気分を味わった静岡の畳屋の姉さんです。
畳替えをさせていただいたお客様のご縁で、私は去年から月に一度煎茶道のお稽古に通っています。
大体いつも先生一人と生徒二人(私と、煎茶道の先輩生徒Mさん)の少人数でお稽古しています。場所は先生のお宅の普通の和室(茶室ではありません。床の間はありませんが床の間に見立ててミニ畳にお花と掛け軸が飾ってある所はあります。)です。
毎回お稽古の度に掛け軸とお花が変わっていて、お部屋に入った瞬間にいつもそれに見とれてしまいます。
今日の御軸には、初日の出と鶴のつがいと亀と松竹梅が描かれていました。そしてその斜め前には青磁の花瓶に長くすっと伸びた黄梅と松と水仙と千両が生けられていて、水仙の香りが部屋中に漂っていました。
先生が
「四種類になっちゃったけれど・・・」
とおっしゃっていましたが、掛け軸とのバランスや季節感溢れる演出に、どの花も枝も外すことは難しいと思いました。
お茶そのものも毎月違います。夏は2回冷茶のお稽古をしました。その時の茶器はガラスの器でした。
今日は今年最初のお稽古日なので「大福茶」を習いました。
「大福茶」とは新年の喜びとその年の無病息災を願って飲むお祝い茶で、縁起のいいお茶です。
起源は平安時代で、空也上人が疫病が流行していた京の都で病人にお茶を振舞い、それによって多くの病人が回復したとか。これにあやかり元日にお茶を飲む習慣が広まったそうです。
梅干しと結び昆布に煎茶を注いで飲むのですが、地方によっては山椒や黒豆が入っていたり、煎茶ではなく玄米茶やほうじ茶でもいいそうです。
今日のお稽古では、煎茶の葉をほうじ器でほうじ、梅干しと結び昆布と塩を茶碗に入れて、そこにほうじ茶を注ぎました。
梅干しは太陽を、結び昆布は地平線を、塩は海を表すそうです。
お茶菓子は「初みそら」という名前の羊羹のようなお菓子でした。上の方がうっすらとピンク色で、これは初日の出の前の空が明るくなってきた様子を表現しているそうです。下の方は茶色っぽくて甘くて柔らかい黒豆が入っていました。大地や実りを表していると感じました。
お茶碗は富士山の柄のものと、日の出を表した柄のものと、椿が描かれたものがありました。どれも大振りでお正月らしい茶碗でした。
掛け軸、お花、お茶、お菓子、茶碗、全てのものから季節と自然とそれを慈しみ感謝する日本人の感性が感じられます。
作法はなかなか覚えられませんが、適度な緊張感と、心静かにお茶と御菓子と季節を味わうこの時間が私は大好きです。
大晦日も元旦もなんだかバタバタしていて、忙しいまま流されて今日まで過ぎてしまいましたが、煎茶のお稽古でやっと心底お正月を祝う気持ちになれた気がしました。
先生のおっしゃった「生活に句読点は大切。」という言葉が心に響きました。お茶のお稽古の時間はまさに「生活の句読点」ですね。
畳を通してお客様に感動とやすらぎをお届けします。
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2021年01月09日
桜えびしらす紅白ピザ作り
今年もよろしくお願いします。
年末年始が忙し過ぎる静岡の畳屋の姉さんです。
わかっているんです。毎年こうなるって。でもなかなか「前もって」「早めに」ができなくて。ブログもなかなか書けなかったので、今から去年の11月に遡って書きます。
前回のブログで、静岡市清水商工会主催の「個店塾」で、望月人形さんにお雛様のお話を伺ったことを書きました。
お雛様のお話を伺った後、同じく「個店塾」の2講座めを受講しに、すぐ近くの「さくらえびしらす製造直売 渡辺忠夫商店」さんに行きました。こちらの塾のタイトルは「桜えびしらす紅白ピザ作り体験」です。
お店に行くとピザの生地はもうこねて発酵されていたので、それを丸く薄く伸ばすところからやりました。
そこにピザソースを塗って、桜えびとしらすとチーズを乗せてピザ窯で焼いていただきました。
焼き上がりを待つ間、予定外に桜えびのかき揚げも教えていただきました。
かき揚げは家で作ってもバラバラになってしまったり、サクッと揚がらずにべたっとしてしまうので、コツをきけて良かったです。
揚げたての桜えびのかき揚げと焼きたてのピザは美味しかった~!全部は食べきれなかったので、半分くらい持ち帰りました。
桜えびしらす紅白ピザとしらすピザ合計2枚と桜えびのかき揚げ2枚を作らせていただいて材料費500円のみって、超お得じゃないですか!

受講生は主人と私と女性2名の計4名のみ。定員4名でしたので、参加できてよかったです。
家でもかき揚げを復習しようと思います。

畳を通してお客様に感動とやすらぎをお届けします。
障子、襖、網戸の張替えも始めました。
株式会社 新海畳店
〒422-8033
静岡市駿河区登呂一丁目17-2
2020年12月26日
個店塾(お雛様のお話)
こんにちは。
畳からの知識欲が止まらない静岡の畳屋の姉さんです。
先月、ヨガの先生から静岡市清水商工会主催の「個店塾」のことを伺いました。主に清水区の様々な分野の個人店が、得意分野の講座を開催するものです。
私は、ヨガの先生が開催する「マスクスプレー作り体験」も気になりましたが、「多肉植物の寄せ植え」も「アロマタッチテクニック」も「ラテアート講座」も「桜えびしらす紅白ピザ作り体験」も気になりました。
中でも一番気になったのは「お雛様のお話」でした。講座の説明文「私達の身近にあって意外と知らないお雛様。元のモデルは誰?男雛は向かって右?~」
それそれ、いつもどちらだったか迷うんですよ。これはお話を伺わなければ!
でも本当のことを言うと、お雛様が座っているきらびやかな台(八重畳)の方が気になっていたのかもしれません。いつもながらの職業病です。

11月22日の午前中、主人を誘って清水区由比の望月人形さんにお雛様のお話を伺いに行きました。
お雛様は元々禊(みそぎ)の時に使われた草木で作られた人形(ひとがた)でした。それが雛遊び用の立雛になり、座った「寛永雛」➡きらびやかな冠の「享保雛」➡「次郎座衛門雛」➡「有職雛(ゆうそくびな)」➡「古今雛」(江戸~明治)になりました。ここまでは男雛が向かって右です。
ところがその後、皇室の儀式に合わせて男雛が向かって左になったそうです。
ちなみにこのお雛様の台は、ござを八重に重ねた「八重畳」といい、そこに付いている縁は「繧繝縁(うんげんべり)」といいます。本来ならば天皇、三后、上皇しか座れない玉台です。
ということは、やはり現在のお雛様のモデルは天皇陛下、皇后陛下ですね。
この男雛の左右問題の他に、五節供(旬)の話、お雛様の衣装や道具の説明、陰陽五行説のお話等、とても内容が濃くて勉強になることばかりでした。
また友人を連れてお話を伺いに行きたいです。
2020年12月08日
入手困難!厄除け栗だんご
こんにちは。
限定販売の厄除けだんごにつられて出かけた静岡の畳屋の姉さんです。
11/7に「厄除け茶だんご」を購入した際、11/28~12/6に期間限定の「厄除け栗だんご」と、店内お召し上がり限定・数量限定で「厄除けみたらしだんご」が販売されることを知り、11/29に買いに行こうと決めていました。
どちらも整理券販売が8時~で販売が10時~という情報を得たので、9時頃法多山に到着すれば、店内で「厄除けみたらしだんご」を食べて「厄除け栗だんご」をお土産に持ち帰られるだろうと思っていました。
ところが、9時過ぎに参道に着いた時には参道の隅に長蛇の列!



そして目的の一つ、「厄除け栗だんご」の整理券はすでに終了していました。

仕方がないのでせめて「厄除けみたらしだんご」だけでも食べたいと早歩きで進みました。
本来ならば先ず本堂にお参りをし、それからお団子を求めるべきですが、人の集まり具合と動きを見て、これは先ずお団子の整理券を買いに行かないと買えなくなると判断しました。
そして券売機と売店の前に行ったとき、これは主人と協力しないと買えなくなるという更なる危機感を感じ、主人は売店の行列に、私は券売機の行列に並びました。
主人の行列の方が進む速度が速くてヒヤヒヤしてしまいましたが、どうにか整理券を購入して売店入口まで進んだ主人に走って届けた頃に
「厄除けみたらしだんごは売り切れました。」
の放送が。ギリギリセーフでした。
初めていただく「厄除けみたらしだんご」。柔らかくて美味しかったです。寒い中、行列に並んでいたので、温かいお茶も有難かったです。
このとき「厄除け栗だんご」を購入される方はまだ寒い参道に並ばれているようでした。どうやら「厄除け栗だんご」と「厄除けみたらしだんご」は、それこそ家族や友達と連携して協力しないと両立はできないようです。
私達はお腹が温まったところで本堂にお参りに向かいました。
11/7に訪れた時よりも紅葉が赤くなっていて、更につわぶきやさざんかが咲いていて綺麗でした。
帰り道、近くを歩いていた人が、「厄除け栗だんご」を持っている人に
「何時から並んだんですか?」
と尋ねていました。これは興味深い質問ですね。
なんと、答えは
「僕は6時半から並びました。でももう100番くらいでしたよ。」

これを聴いた時、「厄除け栗だんご」は諦めようと思いました。
あと気になるのは11/21~12/13のライトアップの期間限定の、文字がキラキラ光る御朱印です。夜は寒いし、どうしようかな・・・と現在悩み中です。
2020年12月03日
法多山には複数の神様と仏様がいらっしゃる?
こんにちは。
法多山の奥深さを垣間見た静岡の畳屋の姉さんです。
私は恥ずかしながら、今年9月に久しぶりに法多山に訪れるまで、「法多山=厄除け団子を売っているお寺」という曖昧なイメージしかありませんでした。
そこに「尊永寺」という名前があったことを今更知ったのですが、更に境内に他の名前のお寺や神社があることを、訪れて初めて発見したのです。
尊永寺の本堂に向かって右の手前には「諸尊堂 北谷寺」がありました。
靴を脱ぎ、木の階段を数段登って天井を見ると、かなり色褪せてはいましたが正方形に格子で仕切られた中に円形で草木の絵が描かれていました。
中央には葵の御紋と干支の絵が描かれていました。
天井近くの壁に、「歩兵第十八?隊出軍之図」という板絵が飾られていました。
奥の方には格子に金網が張られていて、しかも薄暗かったのですが、「子安観音菩薩」「青面金剛」「聖徳太子」「神変大菩薩」「卯歳文殊菩薩」「酉歳不動明王」「辰巳歳普賢菩薩」・・・沢山の仏様がいらっしゃいました。
調べてみると、この「諸尊堂 北谷寺」は安政4(1857)年に建立されたもので、旧本堂だそうです。こじんまりとした静かな空間の中に多くの絵画と仏像と歴史が詰まっています。このお寺については更に勉強したいと思いました。
尊永寺本堂の向かって左の少し下がった所には「二葉神社」がありました。小さな赤い鳥居が沢山並んでいます。ここは女性の守り神です。
もっと下がった所、だんご茶屋の奥の方には「不動明王像」と「蛸薬師堂」があります。
この迫力ある不動明王は、「一意一願」といって、一つの願い事を熱願すれば必ず成就するそうです。
(一つだけか・・・。難しいな・・・。)
蛸薬師は美肌や皮膚の病の平癒にご利益があるそうです。
(こちらは何度もお詣りしないと・・・。)
このブログに掲載した画像は、11月7日に撮影したものです。この日、11/28~12/6に秋限定の「厄除 栗だんご」と「厄除 みたらしだんご」が販売されることを知り、11/29に再び法多山に出かけたのでした。
(つづく)
2020年11月29日
最近法多山に足が向いています(1)
こんばんは。
やっとブログを書けるようになった静岡の畳屋の姉さんです。
10月12日、(株)新海畳店の敷地内西側にあった畳のショールームから北側の道を挟んで斜め向かいの新ショールームに引っ越しました。それからネット環境を整える工事に一か月以上待たされてしまい、ようやくパソコンでホームページを更新したり、ブログが書けるようになりました。
というわけで、久々の投稿です。
日付はかなり遡って9月20日(日)のこと。法多山尊永寺のインスタで「星満夜」というイベントが行われるのを知りました。夜空にスカイランタンを沢山上げるそうで、境内にマルシェも出ると。
そこで、何十年振りに主人と法多山に向かいました。
夜空にスカイランタンが上がるなら、夕方法多山に行ってそのまま暗くなるのを待てばいいと思い、御朱印帳を用意し、厄除け団子も買う気満々で行きました。
ところが、16時過ぎに到着したら、御朱印もお団子も終了していました。

次に法多山に行ったのは11月7日(土)でした。この日は「お茶湯日」であり、「正観音御縁日」でした。
この日は尊永寺本堂近くで甘酒とお茶と神棚に捧げるお茶の枝と杉の枝のサービスがありました。
そしてこの日は、普段は白いお餅の厄除け団子が緑色の茶団子になる日でした。
お茶湯日は2/28、3/4、4/18、5/18、6/18、7/10、8/24、9/20、10/19、11/7、12/19です。
日によって違いますが、お茶湯日にお参りをすると、90日~6000日お参りしたのと同じだけの御利益があるそうです。

お茶湯日は大体月に1回ありますが、それが土日になるとは限らないので、11/7が土曜日だったのは貴重でした。初めて厄除け茶団子を買うことができました。

そして、ラッキーなことに御朱印も期間限定の紅葉の印が押してある特別バージョンでした。

(続く)
2020年09月05日
紺屋の白袴。畳屋の姉さんの実家の畳にカビ!
こんばんは。
なかなかブログを書く時間が作れなくて夜中に会社に来た静岡の畳屋の姉さんです。
8月のお盆休みの少し前、私の姉から
「お父さんの部屋の畳にカビが生えちゃった!どうしたらいい?」

と連絡がありました。そこで、お盆休みに社長と一緒に私の実家の畳を綺麗にしに行きました。
私の実家の父は大正13年生まれの96歳。昨年5月に誤嚥性肺炎で救急搬送されて以来、病院、老健施設、福祉施設等のお世話になりながらどうにか暮らしています。
現在は福祉施設に入所しているのですが、そこは最長3か月しか入所できないので、3か月お世話になると1か月は自宅で生活し(その間もデイサービスやショートステイにはお世話になるのですが)その1か月が過ぎるとまた3か月入所という生活を送っています。
さて、問題の父の部屋ですが、父が5月中旬から6月中旬まで過ごした後はそこに出入りする人が殆どいなくて、窓の開け閉め等もされなかったのです。そして7~8月の長雨と猛暑。気付いたらカビが生えていたということです。
父の部屋の畳は、最近表替えをした畳と古い畳が混在していましたが、古い畳にはカビが生えていなくて、新しい畳に集中していました。新しい畳の方が湿気を沢山吸い込んでしまうのですね。
カビた畳は社長が担ぎ出し、庭を通って駐車場のコンクリートの上に広げられました。
まず亀の子たわしで全体をブラッシングし、アルコールを霧吹きで吹き付け、ボロタオルで拭きました。縁の際は特に念入りに。あとは日に充分当てて乾燥させました。
これでひとまず解決しましたが、同じ条件を繰り返せば、またカビは生えてしまいます。特に父の部屋は、ガラス戸1枚隔てて庭に接しています。つまり湿気が上がってきやすいのです。
そこで対策としてエアコンを取り付けました。姉には時々エアコンをつけたり窓を開けたりするようにと伝えました。
今月半ばに父が実家に帰ってきます。その時まで居心地がいいように部屋を整えておきたいです。
2020年07月17日
水見色の古民家カフェ
こんにちは。
古民家が大好きな静岡の畳屋の姉さんです。
6月28日(日)、facebookのイベントページで、静岡市葵区水見色にある古民家カフェにセラピストが来るというのをみつけ、社長とお茶をしに出掛けました。
ナビを頼りに山道を行くと、「お茶農家の古民家カフェ」という看板を見つけました。
母屋の手前に作業小屋をリノベーションしたようなお店があり、何人かのお姉さま方が忙しそうにお茶の準備をしていました。facebookを見て来たことを伝えると、セラピストさんが朝の大雨の為に来なくなったと・・・。

鴨居の上に掛けられた書、古めかしい小さな引き出し、一部摺りガラスの鍵をぐるぐる回す式の戸・・・。上から下からきょろきょろ見ては写真を撮影しました。お座敷の各テーブルには小さな花瓶にその辺に咲いているようなお花がセンスよく飾られていました。
私達は廊下に設けられた席に座りました。お庭もその向こうに広がる山の景色もなんだかほっとしました。
畳は比較的綺麗で、畳表は天然い草でした。あ~よかった。こういう所に来て化学表が使われているとがっかりしてしまいます。でもあるんですよ、そういう所が。
私は「極上やぶきたと干し柿とマーマレード」のセットを、社長は「つゆひかりと抹茶アイス」のセットを頼みましたが、どちらのセットにもきゅうりの酢の物とメロンが一口付いていて、ちょっと得した気分になりました。

お茶は一煎め、ニ煎め・・・とその都度味が変わりました。五煎くらい飲んだところで、急須に炒った玄米を入れてまた味わいます。「極上やぶきた」と「つゆひかり」も飲み比べました。「極上やぶきた」の方が苦みが強かったです。
是非またゆっくり行きたいと思いました。
2020年06月05日
園庭カフェでランチと英会話
こんにちは。
面白いお店を見つけた静岡の畳屋の姉さんです
5/31(日)午前中、県立美術館にバウハウス展を観に行った後、「園庭カフェ」に向かいました。午後13時~「園庭カフェ」で英会話のプライベートレッスンを受講する為です。
英語の永田先生に教わった「園庭カフェ」。お食事もできるということでしたので、早めに行くと、そこには「炎のギタリスト」こと原さんがいらっしゃいました。丁字屋さんの寄席のイベントや、蒲原の木下邸のイベントで原さんの演奏を聴いたことがあります。原さんが「園庭カフェ」の店主さんだったのですね!


「園庭カフェ」は元幼稚園の園舎を利用しているようです。園庭カフェの他に、手作りの小物や古着を販売しているお店もありました。
店主の原さんに元保育室の畳の間に案内されました。すでに乳幼児を二人連れたご夫婦がお食事されていました。このくらいのお子さんを連れて外食するには本当にいい所です。
お食事メニューは、ランチプレートとカレーライスの2つのみ。主人と一つずつ頼んでシェアしました。
発酵玄米、ハンバーグ、澄まし汁もとても美味しかったです。
ランチの後、私だけ「園庭カフェ」に残り、コーヒーをいただきながら英会話のプライベートレッスンを受けました。
プライベートレッスンのいいところは、レッスン内容をリクエストできる所です。「英語で畳の説明をしたい」とリクエストをして予習していったので、とても有意義な時間になりました。
園庭では先程の親子と原さんが竹とんぼを飛ばして遊んでいました。微笑ましい光景でした。
また行こうと思います。