2018年02月19日
応援の方が大変!?浜松シティマラソン
こんにちは。
やはりランナーよりも疲れてしまった静岡の畳屋の姉さんです。
2/18、主人が「浜松シティマラソン」のハーフの部に出場しました。
昨年も応援に行ったのですが、凄く寒くて手袋をしていかなかったことを後悔したので、今年はちゃんと手袋を用意しましたよ。ところが浜松で車を降りたとたんに想像を絶する寒さと浜風!


私が「寒い~



スタート地点に行ったら松原たたみ店さんの目の前だったので、思わず声をかけてしまいました。
「来年は一緒に走りましょう!」
とお誘いしたのですが、複雑な微笑みが返ってきました・・・。
さて、主人のスタートを見送った私は、歩いて遠鉄の最寄の駅まで行き、そこから電車+徒歩でゴールの四ツ池公園陸上競技場まで行かなければなりません。
「ゴールから一番近い駅はどこ?」
と主人に尋ねると
「曳馬だよ。」
と自信たっぷりに断言したので、その言葉を信じて「曳馬」で電車を降りて四ツ池公園陸上競技場を目指しました。
ところが、なんだか去年と景色が違うような気がするのです。それに、去年よりも随分沢山歩いているような・・・。おかしいな、と思い始めた頃、丁度郵便屋さんがバイクを止めて何かされていたので、道を尋ねてみました。そして教わった道をひたすら歩きました。
ようやく遠くに競技場のライトが見えてきました。そして私は確信しました。
「曳馬駅は四ツ池公園陸上競技場の最寄の駅ではない!」と。
主人は純粋に間違えただけなのか、それとも私を歩かせようという作戦なのか。
寒い中予定外に長時間歩いた私はすっかり体が冷え切って疲労困憊してしまいました。
帰り路、温かいお蕎麦を食べ、さがら「子生まれ温泉会館」にも寄りましたが、私のダメージは大きく、21時半には布団に入ってなんとか回復させました。

は~、主人と同じくらいとは言いませんが、もう少し体力がほしい・・・。
2018年02月10日
大間の縁側お茶カフェ
こんにちは。
慣れない雪道にヒヤヒヤした静岡の畳屋の姉さんです。
この前の日曜日、静岡市葵区大間の「縁側お茶カフェ」に行ってきました。
この辺りは最近「オクシズ」という愛称で呼ばれる地域です。要するに山間部ですね。
ここの何件かの民家が縁側でお茶を出してくれるというのです。美味しい空気を吸い、素晴らしい景色を眺めながら、民家の縁側に腰かけてお茶をいただく・・・なんて贅沢なんでしょう

しかし、オープンするのが第1.3日曜日の昼間のみです。休日に予定を詰め込んでしまう私は、なかなかタイミングが合わず、行くことができずにいました。
そして2/4、やっと時間を作ることができたので一人で出かけました。
この日はとてもいい天気だったので、久々にバイクを動かして行ってみようかとも思いましたが、初めての道で山間部なので、とりあえず車で行くことにしました。
大間の下にある市営の「湯の島温泉」には何度か行ったことがあります。湯ノ島温泉までは静岡市街地から

しかし、湯ノ島温泉を過ぎた辺りから道幅が狭く、カーブが多くなり、そのうち路肩に溶けない雪が現れ始めました。めったに雪が降らない静岡で雪を見ると、静岡人は大体テンションが上がるのですが、そんなことは言っていられません。私はたった一人、ノーマルタイヤの車で大間に向かっているのです。
「大丈夫、大丈夫。きっと雪は路肩だけ。」
と自分に言い聞かせながらそろそろと車を運転していたのですが、そのうち山道全体が雪で覆われるようになりました。つくづくバイクで来なくて良かったと思いました。雪が積もっている日陰の山道が随分長く感じました。
やがて日の当たる開けた所に出ました。「縁側カフェ 営業中」という看板をみつけた時には「やれやれ」とほっとしましたよ。でも、周辺の茶畑や庭に雪が残っているくらいの気温です。縁側は寒いということで、屋内の囲炉裏端でのカフェとなりました。
ワイングラスのようなガラスのコップに入っているのは、お茶の葉に氷を乗せて、ゆっくり抽出していただく水出し茶です。
この他に、お汁粉、漬物、昆布の煮物が提供されました。
そしてまだまだお茶が出そうで、捨てるのはもったいないくらいの茶殻は、ポン酢を付けていただきました。ほろ苦い中にも甘味が感じられました。
次回は社長と一緒に行きたいです。
2018年02月09日
リトアニアの「中村さん」、畳屋さんへ
こんにちは。
平昌オリンピックが楽しみな静岡の畳屋の姉さんです。
いよいよ平昌オリンピックが始まりました!私が一番楽しみにしているのは羽生さんです。けがはすっかりいいのでしょうか?気になります。寒さに負けず、頑張れ、日本

さて、日本の村が好きすぎて「中村」と名乗っているリトアニアの方が、畳屋さんを訪問しました。
「畳は地方によって大きさが違うんですよね?」
と言っていました。凄い!

大きく分けると関西の「京間」と関東の「江戸間」に分けられますが、その中間の「中京間」というのも存在したようです。ちなみに静岡は基本的に「江戸間」ですが、「京間」の仕事もあります。
まあ、結局畳のサイズは同じお部屋の中でも1枚1枚違いますから。お部屋に合わせて隙間なくぴったりと畳を作るのが畳屋の技術なんです。
そして畳屋の技術の一つに紋縁の柄合わせがあります。
下の画像は「九条縁」という、高貴な身分の人が使用した柄の畳縁です。
紋縁も九条縁も、隣り合った畳と柄を合わせる為、ある時は縁を引っ張りながら、ある時は緩めながら、微調整しながら手縫いで仕上げます。
ありがとうございます!

それから、畳屋さんが実際にお部屋を採寸し、畳を作って収めるまでの様子が紹介されました。
製造中の微調整により、施工前にあった僅かな隙間は全く無くなりました。
番組では仮設住宅のこともとりあげられました。
東日本大震災の時に建てられた仮設住宅はフローリングによる底冷えに悩まされた為、熊本の地震後に建てられた仮設住宅には畳が採用されたそうです。
これは単に寒さ対策というだけでなく、畳があるとなんとなく落ち着く、ほっとするという心のケアもあると思います。
その通り!

最後にリトアニアの中村さんは、周囲が畳に囲まれた桧風呂に入りました。
リトアニアの方がこれほど日本の文化に惚れ込んでいます。日本人にも気付いてほしいです。自国の文化の素晴らしさに。そして是非2020年の東京オリンピックで日本文化を活かしたおもてなしをしてほしいです。
2018年02月07日
リトアニアの中村さん、い草農家さんへ
こんにちは。
株のお勉強を始めた静岡の畳屋の姉さんです。
昨年行われた同窓会のあたりから、今まで何年も話したことのない同期生と話す機会が増えました。その中には証券会社に勤めている人がいたり、株を持っている人が何人かいたり。
「株」・・・正直言って未知の世界です。でも新海畳店も株式会社だし、もっと株のことを勉強する必要があると思いました。とりあえず優待券狙いでY電機の株を買ってみることにしました。
さて、番組の続きです。
リトアニアの「中村さん」は、いよいよ熊本県のイ草農家さんを訪ねました。
現在、国産畳表のほとんどが熊本県産です。熊本県は台風が多く、水はけも悪いので、お米とイ草の二毛作を行うようになりました。イ草は冬に植えられて夏収穫します。
収穫したイ草は、農家さんのお父さんと息子さんがそれぞれ目で厳しく選別します。
(折れたイ草をみつけて排除↓)
(白いイ草も排除↓)
そして選ばれし優秀なイ草のみが織機にかけられて畳表になります。↓
織機で織られた畳表は更にお母さんが厳しくチェックします。小さな蜘蛛の糸が付いているのを見つけて取り除いていました。
本当ですね。
このように手間暇かけて、愛情をこめて、イ草を植えて育てて収穫して織られた畳表です。
一畳あたり4000~8000本のイ草が使われているそうですよ。

ここまでがイ草農家さんのお仕事です。畳屋はこの畳表の他に、畳床、畳縁、糸などの材料を問屋さんから仕入れて、お部屋に合わせた畳を作ります。
次回は畳店の様子をお伝えします。
畳を通してお客様に感動とやすらぎをお届けします。
株式会社 新海畳店
〒422-8033
静岡市駿河区登呂一丁目17-2
TEL 054-285-3509
FAX 054-283-2047
Posted by 畳屋の姉さん at
16:31
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2018年02月06日
改めて畳の説明
こんにちは。
YouTubeが観れなくなっていてショックな静岡の畳屋の姉さんです。
前回のブログの続きを書くためにもう一度Youtubeで番組を観ようと思ったら、観れなくなっていました。

畳はどうやってできているのか材料から詳しく知りたいというリトアニアの「中村さん」(日本の村に憧れるあまり、自分のことを「中村」と名乗り、名刺まで用意していました。)は、熊本県のい草農家さんを訪ねることになりました。
ここで番組では畳そのものの説明が入りました。
冬は室温を逃さないから暖かく、夏は暑さを遮断するから暖かい・・・「畳ビズ」と言われるようになったゆえんですね。
日本最古の畳や、なぜ「畳」と言われるようになったのかという説明です。↓
3年前でしたか、奈良の正倉院宝物展で聖武天皇が使用したとされる畳が展示されるということで、私は教え子さんと観にいきましたよ。ゴザが幾重にも折りたたまれたような畳でベッドになっていました。
畳表に使われるい草の香りが集中力を高めるので、学習塾に使われることもあります。
最近の研究で、い草の香りは脳血栓や脳梗塞を予防する効果があることもわかってきました。
そしていよいよリトアニアの「中村さん」はい草農家さんへ。
(続く)
畳を通してお客様に感動とやすらぎをお届けします。
株式会社 新海畳店
〒422-8033
静岡市駿河区登呂一丁目17-2
TEL 054-285-3509
FAX 054-283-2047
2018年02月02日
日本に恋したリトアニア人
こんにちは。
実は寂しさを隠している静岡の畳屋の姉さんです。
1/28の夜、次男が
「明日は最後のお弁当だよ。」
と言いました。
「えっ

「普通のお弁当がいい。じゃあ明日もお弁当よろしくお願いします。おやすみなさい。」
最後ということはしっかり言う、でも普通がいい、というところがいかにも次男らしいと思いました。
今日は2/2。一か月後の3/1は卒業式です。そして引っ越し・・・。(T_T)
先日、あるテレビ番組が畳業界で話題になりました。その番組が静岡で放送されたかどうかはわかりません。私はYouTubeで観て凄く感心したのでご紹介したいと思います。
主人公は日本が好きで好きでたまらないリトアニア人のデザイナー。独学で日本家屋のことを勉強し、たった一人で10年かけてリトアニアに日本家屋を建ててしまいました


日本家屋の中でも特に畳に強く興味を持たれているようです。畳は日本独自の文化ですもの。
さて、ついにこの方は番組の企画で日本に来ることになりました。
白川郷に憧れているということでしたので、番組ではまずそちらにサプライズでお連れしました。
彼は白川郷の集落を見て、「神様が隠していたような場所」と感動していました。
その日の夕食は囲炉裏端で郷土料理を堪能しました。そして夜・・・。
(続く)
畳を通してお客様に感動とやすらぎをお届けします。
株式会社 新海畳店
〒422-8033
静岡市駿河区登呂一丁目17-2
TEL 054-285-3509
FAX 054-283-2047