2020年12月03日
法多山には複数の神様と仏様がいらっしゃる?
こんにちは。
法多山の奥深さを垣間見た静岡の畳屋の姉さんです。
私は恥ずかしながら、今年9月に久しぶりに法多山に訪れるまで、「法多山=厄除け団子を売っているお寺」という曖昧なイメージしかありませんでした。
そこに「尊永寺」という名前があったことを今更知ったのですが、更に境内に他の名前のお寺や神社があることを、訪れて初めて発見したのです。
尊永寺の本堂に向かって右の手前には「諸尊堂 北谷寺」がありました。
靴を脱ぎ、木の階段を数段登って天井を見ると、かなり色褪せてはいましたが正方形に格子で仕切られた中に円形で草木の絵が描かれていました。
中央には葵の御紋と干支の絵が描かれていました。
天井近くの壁に、「歩兵第十八?隊出軍之図」という板絵が飾られていました。
奥の方には格子に金網が張られていて、しかも薄暗かったのですが、「子安観音菩薩」「青面金剛」「聖徳太子」「神変大菩薩」「卯歳文殊菩薩」「酉歳不動明王」「辰巳歳普賢菩薩」・・・沢山の仏様がいらっしゃいました。
調べてみると、この「諸尊堂 北谷寺」は安政4(1857)年に建立されたもので、旧本堂だそうです。こじんまりとした静かな空間の中に多くの絵画と仏像と歴史が詰まっています。このお寺については更に勉強したいと思いました。
尊永寺本堂の向かって左の少し下がった所には「二葉神社」がありました。小さな赤い鳥居が沢山並んでいます。ここは女性の守り神です。
もっと下がった所、だんご茶屋の奥の方には「不動明王像」と「蛸薬師堂」があります。
この迫力ある不動明王は、「一意一願」といって、一つの願い事を熱願すれば必ず成就するそうです。
(一つだけか・・・。難しいな・・・。)
蛸薬師は美肌や皮膚の病の平癒にご利益があるそうです。
(こちらは何度もお詣りしないと・・・。)
このブログに掲載した画像は、11月7日に撮影したものです。この日、11/28~12/6に秋限定の「厄除 栗だんご」と「厄除 みたらしだんご」が販売されることを知り、11/29に再び法多山に出かけたのでした。
(つづく)