2016年11月15日
オマハの友人がご来店!!
こんにちは。
オマハの友人のご来店が嬉しかった静岡の畳屋の姉さんです。
静岡市と姉妹都市であるオマハ市との友好親善活動にご尽力された川井祐一氏の「感謝の会」に出席するため、先週からオマハの友人が10名程来日していました。
感謝の会終了後、京都に観光に行かれた方もいらっしゃいますが、オマハにお嫁に行かれた奈緒美さんはご実家が静岡市にある為、静岡でご友人やご家族と過ごされていました。そして予定がビッシリで忙しい中、お母様とご友人のスーさんと共に時間をとって新海畳店に来てくださいました。
私と社長はほとんど英語を話せないので、奈緒美さんに通訳をしていただきました。スーさんは「Interesting!」とおっしゃいました。

奈緒美さんとスーさんは、新海畳店にみえる前日、私が教員時代に同じ学校で同じ美術の教鞭をとられていた杉山侃子先生が襖絵を描かれた由比の地持院の見学に行かれました。それもあって、これからはお寺に行くとつい畳を観てしまいそうだと話していました。
その日の夜、スーさんからメッセージが届きました。
「Thanks for today!it was wonderful to talk and see the tatami made.We hope you can come to Omaha again. See you soon.」
このくらいの英文なら文字を読めば解読できるのですが、会話となると難しいです。
マラソンも英会話もコツコツ努力しなければ。
2016年11月12日
川井氏のお人柄
こんにちは。
川井氏のお人柄に心が温まった静岡の畳屋の姉さんです。
昨夜、静岡鉄道の元社長・会長で、静岡商工会議所名誉会頭の川井祐一(かわい・ゆういち)氏の「感謝の会」が 川井家主催で行われました。 川井氏は商議所会頭、静岡経済同友会代表幹事として旧静岡市、旧清水市の合併と政令市実現にご尽力されました。また、前オマハ友の会の会長として、静岡市とネブラスカ州オマハ市との姉妹都市交流事業を通して国際親善にもご尽力されました。
昨夜はオマハ市から川井氏を慕う方々が駆けつけ、歴代静岡市長らも参列し、川井氏を偲び、姉妹都市提携50年の歴史を振り返りました。
11年前の姉妹都市40周年の時、オマハ市にあるロレチェンガーデン内に富士山と駿府御門が建設され、50周年の昨年は静岡フィルハーモニー交響楽団のオマハでの演奏が行われ、今年4~5月にガーデン内に駿府茶屋が建設されました。

新海畳店はその駿府茶屋に畳を収めさせていただきました。そのご縁で昨夜は弊社社長共々「感謝の会」に出席しました。大工さんや瓦屋さん、木遣保存会の方々もいらっしゃいました。
司会進行は私の同級生の川井敏行さん。英語と日本語とジョークを上手く織り混ぜた名司会に、会場はとても温かい雰囲気に包まれました。
皆さんの笑顔がそれを物語っています。川井祐一氏も一緒に微笑まれているような気がしました。
facebookでは友達ですが、昨夜初対面だったスーさんと記念撮影。↓
スーさんは、川井祐一氏のご逝去は悲しくて切ないけれど、こうして嬉しい出会いもあった、ほろ苦いけれど甘い思い、というようなことをおっしゃいました。(通訳していただきました。英語を勉強しなきゃ。)
2016年05月26日
ありがとう!オマハと・・・。
こんにちは。
ビデオカメラが戻ってくると信じていた静岡の畳屋の姉さんです。
駿府茶屋の式典翌日のオプショナルツアーで始めに訪れた動物園。とにかく広くて、入口付近の砂漠や沼地を再現したドームと水族館を観ただけで出発時間になってしまいました。
次の行き先はサファリパークです。レストランで昼食をとり、乗馬をする人と車に乗って動物を観る人に分かれました。私は車に乗る方を選びました。
途中、トイレ休憩で車を降りたとき、なんと前日の式典と晩さん会で一緒だった野村さん、伊東建具店さんのお嬢さんでご結婚されてオマハ在住のオートマン奈緒美さん、オマハに留学している武井翼さんに偶然お会いしました!乗馬を選んでいたら会えなかったですね。
3人とも英語が堪能なので、オマハではすっかり頼っていました。特に奈緒美さんには社長が畳を縫っているときに英語でマイクで解説したり、質疑応答をしていただいたり・・・。そこでここでも奈緒美さんにビデオカメラのことを相談しました。なんだか気持ちが楽になりました。
野村さん達はこの後ここで日本文化を紹介するということで、折り紙や動画の投影の準備を始めました。私たちは別れを告げて次の目的地である航空宇宙博物館に向かいました。
飛行機を見学していたとき、添乗員さんからビデオカメラが見つかったことと、これからホテルに戻る帰り道にガーデンに寄って受け取るという嬉しいお話がありました!!



帰り道、ガーデンに寄ることを車に同乗していた木遣の方に説明すると、皆さん「よかたね~。」と言ってくださいました。

その日の夕食は「オマハ牛」専門の有名なステーキ屋さんへ。
240gのステーキとそれより大きなジャガイモが一つ。ジャガイモにはサワークリームや細かく切ったベーコンなどをトッピングできます。先にパンだけが出てきてステーキがなかなか出て来なかったので、パンの画像はありませんが・・・スープや野菜は存在しませんでした。でもこのメンバーとここでお話しながら夕食をいただくという貴重な体験、素敵な時間を満喫しました!

翌日(5月8日、日曜日)は朝4時半に起床し、5時半にホテルを出発しました。あとはひたすら飛行機に乗って帰るのみです。
早朝にも関わらず奈緒美さんが空港まで見送りに来てくださいました。本当にお世話になりました。奈緒美さんはこの後「母の日」なのでご家族とお食事をすると話していました。
私たちは帰国したら5月9日の夕方になっていました。「母の日」が飛行機の中で消えてしまいましたね。でも実はとても嬉しいプレゼントがあったのです。
2016年05月25日
駿府茶屋の式典後
こんにちは。
式典会場に大変な忘れ物をしてしまった静岡の畳屋の姉さんです。オマハの駿府茶屋の式典終了後、晩さん会のためにロリチェンガーデンから大学に移動しました。
この晩さん会には静岡市以外のオマハ市の姉妹都市の方も少数ですが参加されていました。
オマハ市はドイツ、リトアニア、アイルランド、メキシコ、中国にも姉妹都市があるのですね。その中でも姉妹都市提携が一番古くて長いおつきあいなのが静岡市です。
会場には姉妹都市それぞれについて紹介されたパネルとグッズが展示されていました。
は~、やっと野菜が食べられました。

翌日はオプショナルツアーに参加し、オマハの動物園とサファリパークと航空宇宙博物館に行きました。
出発前、ホテルで支度をしていたときにビデオカメラが無いことに気づきました!


すぐに添乗員さんに連絡し、ロリチェンガーデンに問い合わせていただきました。しかしすぐにはカメラがどうなったかわからないということでした。
「オマハには人のカメラを黙って持って行くような人はいないと思う。でもこちらに滞在中に回収できるかどうかはわからない。(多分できないのではないか。)」
ということでした。

動物園でもサファリパークでもビデオカメラのことがずっと気になっていました。
(続く)
2016年05月24日
オマハのホテル周辺の街並み
こんにちは。
スニーカーを持って行くべきだったと後悔した静岡の畳屋の姉さんです。
オマハでは駿府茶屋のオープニングセレモニーや歓迎昼食会、夕食会などがあり、それぞれにオマハ市長さんや州知事さん、領事館の方などが参加されるときいていました。
さて、何を着ようかな・・・。スーツかワンピースをいくつか持って行くとしてもあまり荷物を増やしたくないし・・・。ということでカジュアルなラフな感じの服装は持って行かないことにしました。靴はヒールの低い楽なパンプスのみ。
ところが成田空港に着いた時にはもう足が痛くて痛くて・・・。(T_T)搭乗するまでに時間があったので、靴屋さんでもっと楽なパンプスを購入してしまいました。
しかし、慣れない靴はダメですね。それもやがて足が痛くなり・・・結局三日目のオプショナルツアーで動物園に行ったときに、堪え切れずに「ゴム草履」を買ってしまいました。(足元に注目!↓結局荷物は増えちゃうし・・・。でもホテルのお部屋にスリッパが無かったので、このゴム草履は本当に役に立ちました。)
というわけで、朝晩時間がある時にはホテル周辺を主人とお散歩しましたが、慣れない靴で足が痛くてあまり調子が出ませんでした。痛みに耐えながら歩いて撮影した写真をご紹介します。
ホテルの目の前のバッファローの銅像
昔日本にもこんな形の消火栓がありましたね。おや?あちらに見えるバッファローはビルに刺さっていますよ!!
道路は4車線あったので、てっきり往復2車線ずつかと思いきや、4車線で一方通行でした。
市役所↓
市役所前に石灯篭と石碑がありました!
「灯篭」=「ジャパニーズ ランタン」なのですね。1975年に姉妹都市である静岡市からプレゼントされたと書いてあります。
周辺の建物色々↓
建物の上の方に「ANNO DOMINI MOMX」と書かれています。↑何でしょう?
幼稚園のようです。↑↓
映画館ですね。看板も渋いです。
馬ではなくて、こんなものに乗っている人もいました。
朝は鳥のさえずりが聞こえていました。 街全体が静かで落ち着いた雰囲気でした。
2016年05月23日
テーマパークのようなオールドマーケット

京都の嵯峨祭りを観てきた静岡の畳屋の姉さんです。
京都に修行に行ってから毎年地域の方と一緒にお祭りに参加していた長男君。お神輿を担ぐのも今年が最後となりました。嵯峨祭りについては後日書きます。
ところで皆さんにお知らせがあります。オマハ市と静岡市の姉妹都市交流と駿府茶屋のことが、5/24(火)18時~SBSの「イブアイ」という番組で放送されることになりました。お時間のある方は是非ご覧ください。
さて、今日はオマハのオールドマーケットについて書きます。
一日目、ホテルに着いたのはもう夕方でした。夕食はホテルで日本食の軽食(お弁当)ということでしたが・・・


そこで飲み足りない、食べたりない方達と歩いてオールドマーケットへお散歩に出かけました。
公園に馬に乗った人がいます!リスも見えました!
そして町中にも・・・
なんだかテーマパークの中のようです。でもちょっとこのお店には入る勇気が無かったです。↓
大きな犬とお散歩している方がいました。とてもフレンドリーでした。
(続く)
株式会社 新海畳店
〒422-8033
静岡市駿河区登呂一丁目17-2
TEL 054-285-3509
FAX 054-283-2047
メールアドレス tatamiss@f8.dion.ne.jp
2016年05月20日
駿府茶屋除幕式典
こんにちは。
同級生の英語のスピーチに感心した静岡の畳屋の姉さんです。
オマハの駿府茶屋のオープニングセレモニーとして、茶道と剣道の披露、大工さんと畳の手縫いのデモンストレーション、新茶と和菓子と畳コースターの配布、オマハの方による和太鼓の演奏が滞りなく行われました。そして式典が始まりました。
オマハ市長、シカゴ領事館の方、元静岡市長らに続き、私の同級生もスピーチをしました。
英語でのスピーチだったので半分くらいしか理解できませんでしたが、会場にいらっしゃるオマハの方々の笑いを何度も誘っていたことに感心しました。そして駿府茶屋の建設に携わった人達や寄付をくださった方々の名前を一人一人呼んで紹介してくれました。
彼は小学生の頃からこのような温かく細かい心配りをしてくれる人でした。

木遣の方々がこの日のために作ったお祝いの歌を披露しました。そして駿府茶屋まで木遣の先導で移動しました。
赤いワンピースの方がオマハ市長さんです。



駿府茶屋のテープカットです!

下の写真のほぼ中央、木遣の方の向かって左側にいらっしゃるご婦人が、50年前の姉妹都市提携から携わっていらっしゃる日系二世の武市さん(御年92歳)です!

大勢集まりました!

この駿府茶屋が静岡市とオマハ市の、そして日米の友好の懸け橋として大切にされますように。
株式会社 新海畳店
〒422-8033
静岡市駿河区登呂一丁目17-2
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2016年05月19日
式典前のセレモニー(後半)
こんにちは。
オマハの方の親日ぶりが嬉しい静岡の畳屋の姉さんです。
式典前のセレモニーとして、前回のブログでご紹介した以外に次のようなものもありました。
剣道↓
剣道を披露した四人中お二人はオマハの方、お二人は日本人、そのうち一人は静岡鉄道専務、つまり私の同級生です。

畳の作業台の完成を待つ間、社長は畳の裏に縫い付ける藁を選別していました。
オマハの方が、麦の穂が付いたドライフラワーと動物園の象の餌になる藁(カット前)を用意してくださいましたが、結局象の餌の方を選びました。
そしていよいよ畳の手縫いの実演が始まりました。まず寸法を測って畳表の一辺を切ります。
この畳用の包丁や大きな針を無事に日本から持って来れてよかったです。これは畳表に縁と縁下紙を縫い付ける「平刺し」という作業です。↓
和太鼓の演奏も始まりました。演奏しているのは全員オマハの方です。社長は包丁で畳床を切り揃えています。
縫い付けた縁と縁下紙を折り返して畳の角をくるみ、きっちりと折って巨大な待ち針で留めます。
折り返した縁を縫いながら畳の裏に藁を縫い付けていきます。(「返し縫い」)
畳を裏返しに置き、藁を縫った糸をぐいぐい引っ張って絞めていきます。↓
畳が完成しました!畳を縫ってみたい人、触りたい人大募集!!
和太鼓も体験できますよ!
和やかなムードのオープニングセレモニーも終わりが近づいてきました。式典が始まる前に、作り立てホヤホヤの畳を駿府茶屋に収めてきます。
(続く)
株式会社 新海畳店
〒422-8033
静岡市駿河区登呂一丁目17-2
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2016年05月18日
式典前のセレモニー
こんにちは。
下手な英語を駆使した静岡の畳屋の姉さんです。
オマハの駿府茶屋完成記念式典が始まる前、オープニングセレモニーとして次のようなことが行われました。
駿府茶屋では・・・

式典会場のテントでは・・・
オマハに留学している学生さんが来園者に新茶とお菓子を配っていました。


私も畳表のコースターを配りました。
「ディスイズ ジャパニーズタタミマット。イグサ イズ グッドスメル。」
約30年間ほとんど使ったことの無い英語を思い出しながらオマハの方に話しかけてみると、なんとか通じたようで、皆さん匂いをかいでにっこりしてくださいました。そしてお互いに
「サンキュー!」

大工さんのデモンストレーションとして畳の作業台の製作が始まりました。




思った以上にしっかり作ってくれています。この作業台ができたら畳の手縫いのデモンストレーションが始まります。
2016年05月17日
いよいよ駿府茶屋とご対面~!
こんにちは。
「駿府茶屋」の畳の様子が気になった静岡の畳屋の姉さんです。
オマハに到着した翌日の5月6日、ロリチェンガーデン内にできた「駿府茶屋」とついにご対面~!


駿府茶屋の中は基本土間で、椅子席と小上がりの畳コーナーが向かい合わせになっています。
畳の収まり具合はどうでしょう?この後ここでお茶を点てるので、茶釜と掛け軸をセッティングしています。

この駿府茶屋、ほんの少し未完成なところがあります。それは畳一辺と瓦数枚です。畳は今から皆さんの前で少し切って手縫いで仕上げるので、先ずは寸法を測ります。
瓦数枚の裏には記念に寄せ書きをしました。

この後の大工さんと畳屋のデモンストレーションや和太鼓の演奏、剣道の試技等の様子は次回のブログにて。
2016年05月16日
オマハの駿府茶屋(瓦工事~)
こんにちは。
帰国後体重が増えてしまった静岡の畳屋の姉さんです。
オマハから静岡に戻った時、一番初めに買ったものはお寿司でした。そして昨日は家族とお蕎麦やさんへ。どちらも帰国したら食べたいと思っていたものです。やはり和食は美味しいな~、ヘルシーだし、と思っていましたが、気づいたら帰国直後にはせっかく減っていた体重が増えていました。

さて、オマハの「駿府茶屋」建設の様子の続きです。
5月3日から瓦工事が始まりました。



瓦は屋根の上だけでなく、このような所にも使われているのですね。↓

5月4日、棟上げのお祝い(上棟式)が行われました。お供えのお米、お酒、お塩はアメリカ製です。

5月5日、ほぼ完成しました!

ロリチェンガーデンの入口には日本の鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいました。

この日の夕方、私達後発部隊がオマハに到着しました。5月6日はいよいよ駿府茶屋のオープニングセレモニーです。
(続く)
株式会社 新海畳店
〒422-8033
静岡市駿河区登呂一丁目17-2
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2016年05月14日
オマハの方々のご協力に感謝!
こんにちは。
オマハの方々の温かさを思い出している静岡の畳屋の姉さんです。
今日のブログは私達がオマハに行く少し前のことを書きます。写真は全て「オマハ友の会」のfacebookから引用させていただきました。
「オマハ友の会」の4月23日の投稿に、駿府茶屋の建設地の様子が掲載されました。つまり、この部分はオマハの方が造ってくださったということですね。


ここにこれから駿府茶屋が建てられるのです。
4月29日、「お造り隊」と呼ばれる大工さん中心の先発部隊がオマハに向けて静岡を発ちました。翌日からすぐに建設が始まりました。




オマハの大工さんも協力してくださいました。
お造り隊は私達に比べて長期滞在になります。そこでホテルではなく、オマハの姉妹都市交流のプロジェクト委員さん宅に宿泊していました。お昼ご飯はオマハの方々が日本食の炊き出しに来てくださいました。

5月2日は雨の中の作業になりました。滑らないように気をつけてください!


雨が上がりました!




(続く)