2016年04月20日
畳店の素早い対応と行動力
こんにちは。
被災地周辺の畳店の行動力に感心している静岡の畳屋の姉さんです。
4月14日21:26、震度7の大地震が熊本を襲いました。その直後からfacebookやツイッター等のSNSでは、畳店やイ草農家の間で安否確認や近況報告が始まりました。
4月15日、「5日で5000枚の約束。」プロジェクトの理事である兵庫県の株式会社植村畳の植村守さん(冒険家・植村直己さんのお兄さん)と、プロジェクトの創設者である前田畳製作所の前田敏康さんが、早速40枚程の畳を積んで熊本に向かいました。熊本市には活動の了解を得たのですが、益城町役場とは連絡がうまくいかなかったようです。
4月16日0時過ぎ、ようやく前田さんと植村さんがホテルにチェックインし一息ついていると、1:25に大きな地震が!ホテルにいられなくなり、野球場の駐車場にテントを張って一夜を過ごされました。
夜が明けて、お二人はあちらこちらの避難所に出向いて現状把握に奔走しました。「○○小学校グラウンドに200名、2階100名、3階100名、窓口になるような人には会えず。駐車場は・・・」というような詳しい情報がプロジェクト加盟店にSNSで流されました。そしてお二人は昼には避難所の情報を持って熊本市役所へ。市としては避難所ごとに公平が保てないことを心配されたようですが、そこはプロジェクトの判断(責任)でということで了承を得たそうです。
持参した畳はある保育園の避難所へ。
16日の昼過ぎ、山口県、広島県、岡山県のプロジェクト加盟店に新畳製造が発令されました。お二人の避難所調査は更に続けられました。


4月17日夕方、福岡県、大分県のプロジェクト加盟店に、夜には兵庫県の加盟店に新畳製造が発令されました。
一般的な畳の厚さは55~60mmですが、一般の方でも運びやすいように35mm厚にすること、極力畳床にマットを入れて柔らかい畳に仕上げること、集積場所は高速道路との位置関係から吉川の前田さんのところと姫路の大亀さんのところにすること、問い合わせは大亀さんにすること、といった具体的な指示が出されました。
4月18日午前中、島根県、鳥取県、大阪府のプロジェクト加盟店に新畳製造が発令されました。こちらのチームは22日午前中までには新畳を完成させるようにと。
そして18日、早くから製造にかかっていた本体第1陣の畳が被災地に向けて出発しました。


4月19日、長崎県の有志の畳20店(プロジェクト未加盟店)が製造の名乗りを上げてくれました。長崎県では余震もあるでしょうに・・・。情報を共有する為にプロジェクトに加盟する畳店も出てきました。熊本地震前のプロジェクト加盟店は全国で348店でしたが、これをきっかけに加盟したお店もあるようです。
そして19日、第1陣の畳300枚が避難所に届けられました。
(続く)