2018年02月09日
リトアニアの「中村さん」、畳屋さんへ
こんにちは。
平昌オリンピックが楽しみな静岡の畳屋の姉さんです。
いよいよ平昌オリンピックが始まりました!私が一番楽しみにしているのは羽生さんです。けがはすっかりいいのでしょうか?気になります。寒さに負けず、頑張れ、日本

さて、日本の村が好きすぎて「中村」と名乗っているリトアニアの方が、畳屋さんを訪問しました。
「畳は地方によって大きさが違うんですよね?」
と言っていました。凄い!

大きく分けると関西の「京間」と関東の「江戸間」に分けられますが、その中間の「中京間」というのも存在したようです。ちなみに静岡は基本的に「江戸間」ですが、「京間」の仕事もあります。
まあ、結局畳のサイズは同じお部屋の中でも1枚1枚違いますから。お部屋に合わせて隙間なくぴったりと畳を作るのが畳屋の技術なんです。
そして畳屋の技術の一つに紋縁の柄合わせがあります。
下の画像は「九条縁」という、高貴な身分の人が使用した柄の畳縁です。
紋縁も九条縁も、隣り合った畳と柄を合わせる為、ある時は縁を引っ張りながら、ある時は緩めながら、微調整しながら手縫いで仕上げます。
ありがとうございます!

それから、畳屋さんが実際にお部屋を採寸し、畳を作って収めるまでの様子が紹介されました。
製造中の微調整により、施工前にあった僅かな隙間は全く無くなりました。
番組では仮設住宅のこともとりあげられました。
東日本大震災の時に建てられた仮設住宅はフローリングによる底冷えに悩まされた為、熊本の地震後に建てられた仮設住宅には畳が採用されたそうです。
これは単に寒さ対策というだけでなく、畳があるとなんとなく落ち着く、ほっとするという心のケアもあると思います。
その通り!

最後にリトアニアの中村さんは、周囲が畳に囲まれた桧風呂に入りました。
リトアニアの方がこれほど日本の文化に惚れ込んでいます。日本人にも気付いてほしいです。自国の文化の素晴らしさに。そして是非2020年の東京オリンピックで日本文化を活かしたおもてなしをしてほしいです。
Posted by 畳屋の姉さん at 11:50│Comments(0)
│畳