2013年03月21日
教え子と共に龍安寺へ
こんにちは。
京都に思いを馳せる畳屋の姉さんです。
先週の土曜日の午前中、長男が4月からお世話になる嵯峨藤本畳店さんにご挨拶に伺いました。その後、大阪に住む教え子と待ち合わせをして会いました。今年1月3日の同窓会で会って以来の再会です。
先ず腹ごしらえです。京料理をバイキング形式でいただけるお食事処「錦鶴」に行きました。
その後龍安寺へ。
ここの石庭はあまりにも有名ですね。本当は15個石があるのに、どこから観ても(ヘリコプターなどで上空から観ない限り)13~14個しか見えないのです。場所を変えて何度も数えてしまいました。
でも石庭を眺めているうちに、数などどうでもよくなってきます。砂利に水の流れを感じたり、聞こえない水の音が聞こえてくるような感覚になります。
もっとじっくり時間をかけて、誰もいない状態で観賞できるといいのですが、教え子と共に観賞するのもまたいいものです。修学旅行の思い出話に花が咲きました。
石庭と廊下(縁側?)を挟んで広間があります。そこに大きな龍が描かれていました。
上の写真の龍はガイドさんを、下の写真の龍はこちらを見ているように見えませんか?
「臥龍梅」という襖絵です。↓ まるで生き物のようですね。
廊下(縁側?)をぐるっと回って裏庭に行くと、これまた有名なつくばいがありました。
中央の四角を「口」と見ると、上の字を合わせると「吾」、右の字を合わせると「唯」下と合わせて「足」、左と合わせて「知」です。これらを合わせると「吾唯足知(われただたることをしる)」 (知足のものは貧しいといえども富めり、不知足のものは富めりといえども貧し)という意味になります。
ん~、深いな~。
龍安寺の方丈を出て、鏡容池の方に行きました。正直言って、ここは修学旅行での印象がありません。こんなに大きな池があったのですね。
池の周囲をぐるっと回って南側に行ったところにこのような石と立て札がありました。
「すいぶんせき」と読んでしまいましたが、正しくは「みくまりいし」と読むようです。景色にアクセントを付けるとともに、池の水量を測る役目も果たしているそうですよ。
長男は、石に乗っている亀がどうやってこの水面から急斜面を登ったのかと不思議がっていました。
おや!池の向こう側の木のてっぺんに変わった鳥が!
同じような景色を眺めていても、見るところや感じ方は人それぞれですね。