2011年09月16日

WAZAチャレンジ教室

こんにちは。

小学校の「WAZAチャレンジ教室」を見学してきた畳屋の姉さんです。



 昨日、静岡市内のT小学校で「WAZAチャレンジ教室」が行われました。

 これは、小・中・特別支援学校生が優れた技能を持った技能士の指導をうけながら様々なものづくりを体験することで、技能・技術への関心を高め、その大切さを知ってもらうことを目的として、静岡県技能士会連合会の協力、教育委員会との連携により、県が実施している事業です。

 どんな教室が開催されたかと言いますと

・タイルやさん=アートモザイク(タイルを切って画を作る)

・畳やさん=縁付きゴザの製作

・塗装やさん=ベニア板作図と塗装

・左官さん=こてを使った砂画の製作

・ガラスやさん=万華鏡の製作

・広告美術やさん=フィルム切文字

・調理師さん=薄焼き卵と鯵のお刺身の調理

・洋裁やさん=ピンクッションとコサージュの製作

以上8種類の中から6年生の子供達が希望した職業のところに行って製作活動をしました。

 ちなみに、畳屋のゴザ作りを選んだ子は16人。男子14人、女子2人でした。



挨拶する社長と技能士会連合会に加盟している畳職人さんたち↓





 あらかじめ子供達がゴザを縫いやすいように、黒と赤の鉛筆で印をつけておきました。↓






ゴザに折り目もつけておきました。↓色々と段取りが必要ですね。






まず畳表をハサミで切ります。







「手当て」を手に付け、太い縫い針を持って真剣にゴザを縫っていますね。↓






 午後1時から始まったWAZAチャレンジ教室ですが、3時半頃にはぼちぼちできあがってきましたよ。

 ゴザができたら、やはりその上で「座る」→「寝転ぶ」ですよね。







 イ草の香りや感触を味わってもらえたでしょうか?ゴザを縫うのは難しかったかな?




  


Posted by 畳屋の姉さん at 16:56Comments(0)

2011年09月16日

板の間から畳へリフォーム(とんかつのうんの様の施工例)

こんにちは。

無性にとんかつが食べたくなった畳屋の姉さんです。



 私は一応常にダイエットを意識していますので、とんかつはちょっと・・・と思っていましたが、今、ブログに載せる写真を見ていて、どうしてもとんかつが食べたくなってしまいました。理由はこのブログを最後まで読んでいただければわかると思います。

 

 今日は板の間を畳にリフォームした施工例をご紹介します。施工させていただいたのは、静岡市駿河区高松にあるとんかつのうんのさんです。

 先月末、畳表の見本を持って打ち合わせに伺いました。そのときに撮影させていただいた施工前の様子です。↓





 こちらと奥の個室を畳にしたいとのことでした。理由は床が固いので柔らかくしたいということでした。

 そこで、ここに敷く畳は適度なクッション性がある藁床を使用することになりました。

 「藁床」と一言で言っても、その製造の仕方によって柔らかく仕上げることも硬く仕上げることもできます。お客様は柔らかい藁床がご希望でしたので、宮城県の床の製造元にお願いして、柔らかめに仕上げてもらいました。

 ちなみに宮城県の藁床製造元では、工場は無事だったものの社長さんの自宅が津波の被害にあったそうです。一日も早い復興をお祈りします。

 
今日の昼前、畳を収めました。こちらが施工後の写真です。↓





奥の個室です↓






 この畳表はセキスイの化学表で、色名は「イエロー」です。(イ草でも和紙でもありません。)色あせが殆ど無く、水にも強いです。





 畳の床(とこ)や表(おもて)の打ち合わせに伺ったとき、社長はトンカツを、私はフライ盛り合わせを注文しました。









 揚げたてで衣がサクサクで、軽い食感でとっても美味しかったです。あ~あの食感を思い出すと・・・

「食べた~~~い!」 
 皆さんもとんかつのうんのさんに足を運んでみてください。




  


Posted by 畳屋の姉さん at 09:40Comments(0)