2020年03月30日
くにさき七島藺 諸冨商店
こんにちは。
ブログを書くのに時間がかかる静岡の畳屋の姉さんです。
私は現在、インスタ、ツイッター、facebook、ブログを書いています。インスタはスマホからどこにいても投稿するのですが、ブログは会社のパソコンの前に腰を据え、文章も画像もじっくり吟味してから投稿する為、どうしても時間がかかってしまいます。
今から書くことも一か月以上前のことになってしまいました・・・。

2月16日、大分県行きの最大の目的は、国東半島の七島藺を栽培して畳表を作っている諸冨商店さんの見学でした。
今の時期、田んぼには何もないということで、作業場のみの見学となりました。
こちらが七島藺で畳表を織る織機です。↓
前日見学させていただいた熊本県八代市で作られている一般的な畳表の織機とどこが違うでしょう?
最大の違いは、七島藺の織機は織機の左右から藺草が中央に向かって飛んでこないということでしょう。
七島藺は八代の丸藺草よりも丈が長くて太いので、縦に半分に割いてから加工します。だから飛ばせないのかな?とにかく手作業の工程が多いです。
織り上がった畳表を見せていただきました。社長も私も思わず
「わ~綺麗

と声を上げてしまいました。
七島藺で織られた畳表=琉球畳表なのですが、私達が知っている琉球畳の畳表はもっとゴツゴツしていて荒々しい感じでした。でも諸冨さんの畳表はとても繊細で美しかったです。
長さが足りない等の理由で畳表にできなかった七島藺は、同じ作業場内にいらっしゃる七島藺作家の岩切さんの手で素敵な円座や民芸品になります。
七島藺と丸藺草で引っ張りっこをする動画を撮ったり、七島藺のお話を伺っていたら、あっという間に時間が過ぎてしまいました。


ご挨拶もそこそこに諸冨さんの車に乗せていただくと、岩切さんも車に駆け込んできて、車の中で主人と原さんと私の為に七島藺でリストバンドを作ってくださいました!
岩切さんがなぜ七島藺作家になったか、いきさつを伺い、私は岩切さんの考え方と男気に惚れてしまいました。(岩切さんは可愛い女性ですが。)それ以来私は七島藺のリストバンドをずっと付けています。
大分県、今度は七島藺が生えている時期にゆっくり行きます!