2020年03月11日
八代のい草農家さん(午後の部)
こんにちは。
復習をしながら思い出に浸る静岡の畳屋の姉さんです。
八代での研修2日目の午後。い草農家の吉田さんの作業場で織り上がった畳表の再検査と田んぼの見学の後、お宅にお邪魔させていただきました。
玄関の靴箱の上には、い草でできた可愛い飾りが置いてありました。
二間続きの和室には、立派なお雛様と、吉田さんが作った畳表が「農林水産大臣賞」等を受賞した時の数々の賞状や、金閣寺の畳に吉田さんの畳表が使われたという新聞記事等が飾られていました。
そして私達は居間?(茶の間?)に集まり、更に吉田さんを質問責めにしました。
私はそのお話の中で、肥料のことが印象に残りました。
農家さんによって違いがあるようですが、吉田さんは牛の皮粉や骨粉等を発酵させた「ぼかし肥料」を使うそうです。でも肥料を与えるのは4~6月で、その後は水だけで肥料はやらないということでした。なぜならば、葉が伸びすぎると(株が張りすぎると)日光が根元に当たらなくなり、「根白」になってしまうからです。
その辺の匙加減は難しそうですね。そもそもちゃんと手をかけ愛情をかけていい草を育てないと、いい畳表は織れないということです。
そんなお話を伺いつつ、私達はお茶と野沢菜漬けと辛子蓮根といきなりもちをいただきました。奥様、ご馳走様でした!
(続く)
畳を通してお客様に感動とやすらぎをお届けします。
障子、襖、網戸の張替えも始めました。
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