2017年10月17日

「坐漁荘」に滑り込みセーフ!

こんにちは。

見学時間になんとか間に合った静岡の畳屋の姉さんです。

 明治村で「早く、早く!」と社長にせかされて駆け込んだ「坐漁荘」。玄関から入ろうとしたら、すでに立ち入り禁止のような竹の柵(下の画像の下の方)が置かれていました。face08face07
玄関の竹の柵


一瞬、玄関の土間に茫然と立ち尽くしていたら、案内人のお姉さんが竹を外して入れてくれました。face02まだ案内が始まったばかりでした。どうやら「坐漁荘」は決められた見学時間の途中からは入れないようです。

 「坐漁荘」は西園寺公望(さいおんじきんもち)の別邸で、静岡県静岡市清水区にあったものです。昭和45年に明治村での移設公開が始まり、平成15年に登録有形文化財に登録され、今年2月に重要文化財に指定されました。静岡市清水区にも平成16年に復元され、「興津坐漁荘」の名で一般公開されています。

 西園寺公望は幕末~昭和に活躍した政治家です。戊辰戦争では官軍の総督を務め、その後貴族院議員や伊藤博文内閣の時に文部大臣や外務大臣を務め、第12代、14代内閣総理大臣を務めました。そして最後の「元老」として大正天皇、昭和天皇と関わり、政界に大きな影響を与えました。隠居後静岡県静岡市清水区興津にある坐漁荘で過ごしますが、訪問者が多く、なかなかゆっくりと過ごすことが難しかったようです。

 公望さんは竹がお好きだったそうで、坐漁荘のあちらこちらに竹が使われています。先ほどの画像、玄関の土間の天井も竹、下の画像、玄関を上がってすぐの畳の間の天井も竹です。でも形状が違いますね。
玄関の襖と天井


そして襖の紙に漉き込まれているのは・・・杉の皮だったかな?すぐ奥のお部屋はまた天井が違いますね。

 この建具の手をかけるところ↓なんと竹の節を埋め込んでありますよ!face08
竹の節の取って


 このお部屋にも竹が!畳を観に来たはずなのに、いつの間にか竹探しが面白くなっていました。そして天井の違い!上を見たり下を見たり大忙しです。face02
 
坐漁荘書斎



 二階のお部屋の欄間です。これは↓細い竹を格子状に縛ってありますね。
竹を縛った欄間


 そして下の欄間はなんとface08竹を縦に薄く切り、節の部分も折れないように残し、その竹の曲線に合わせて板を削ってはめています。
竹を使った欄間


 凄い技術ですね!face08

(続く)



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Posted by 畳屋の姉さん at 16:01│Comments(0)旅行
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