2016年02月24日

オマハ市に本物の畳を!(1)

こんにちは。
畳の輸出について勉強中の静岡の畳屋の姉さんです。


 私の小学校の同級生のK君から、今年米国ネブラスカ州オマハ市に茶室を作るプロジェクトがあることをきいたのは昨年の初夏だったでしょうか。

 静岡市とオマハ市は姉妹都市提携を結んで50年になります。私が高校1年生の時、オマハ市から留学生が来ていたので、姉妹都市のことはなんとなく知っていました。

 約20年前、姉妹都市30周年を記念して、市民レベルで将来に向けて歴史に残るものを形で残したいという思いで、オマハ市側の要請を受け、日本庭園と静岡駿府御門をオマハ植物園に作ることになったのがこのプロジェクトの始まりのようです。その時にK君のお父様がプロジェクトに大きく関わっていたのです。

 今から11年前の2005年(平成17年)10月、日米ボランティア隊延べ250人により、オマハロリツェン公園内に日本庭園と駿府城公園の東御門を模した駿府御門が建立譲渡されました。
 これらは日本の古代建築と日本の象徴富士山とわびさびの心をアメリカに紹介し、静岡市とオマハ市が益々太い絆で結ばれることを願って作られたものです。よって、宮大工さんが昔ながらの技法で手抜き無しで建てたそうです。

 そして今年の5月は更にその敷地内に「駿府茶屋」を作ることになりました。そこに畳を敷いて市民が休憩したり、イベントでお茶をたてて味わったりと、憩いの場にしたいようです。

 「駿府茶屋」のオープニングには畳を縫うデモンストレーションもしてほしいと。face08

 このプロジェクトのコンセプトを考えると、畳床は建材ボードではなく藁床で、畳表はビニールではなく国産天然い草にすべきでしょう!

 しかし問題は山積みです。藁とい草は植物検疫を通るのでしょうか?大きさや厚みの制限は?デモンストレーションで使う巨大な畳針や包丁はどのように運べばいいのでしょうか?仕事を休んでボランティアで行くということは、時間や費用の負担が大きすぎないでしょうか?(畳は作っても社長は現地に行かず、宮大工さんに畳を敷いてもらうという手もあるのでは?)

 昨年からこれらについてプロジェクトの皆さんと検討を重ね、やっと具体的なことが見えてきました。現在は社長と私が大工さんよりも数日遅れてオマハに行く方向で考えています。オマハ市と静岡市の友好の為に。歴史に残るものを作る為に。そして後を継いでくれる長男のことも考えながら。次回オマハに行くのはきっと長男でしょう。
 
 下の写真は静岡市の日本平動物園にオマハ市から友好の証として寄贈されたタヌキのオブジェです。なかなかインパクトがありますね。
オマハからタヌキ



   


Posted by 畳屋の姉さん at 17:14Comments(2)静岡の話題新海畳店