2016年04月18日
5日で5000枚の約束
こんにちは。
「5日で5000枚の約束」プロジェクトを見守る静岡の畳屋の姉さんです。
体育館の冷たい床や屋外のブルーシートの上で避難生活を送られている方々の映像を見ると、畳屋としてここに畳を届けたいという思いに駆られます。しかし、いざ災害が起こった時に、自分一人ではすぐには何もできないものです。
「5日で5000枚の約束」プロジェクトは、そんな思いを共有する全国的な畳店のネットワークです。あらかじめ各自治体等と災害時に避難所に畳を届ける約束をし、登録畳店同士で畳を届ける仕組みを決めてあるのです。
このプロジェクトは兵庫県丹波市の前田畳製作所の前田敏康さんによって平成23年4月に発足されました。
前田さんはご自身が阪神・淡路大震災で被災された経験がありますが、東日本大震災の時には支援したいという気持ちがありながらそれが上手くできなかった、そんな思いからこのプロジェクトを立ち上げたそうです。
プロジェクトとして、最近では2015.5.29、鹿児島県口永良部島の新岳が噴火し、屋久島町の78世帯141人が避難生活を余儀なくされたとき、三ケ所の避難所に計140枚の新畳を届けました。
2015.9.10に発生した関東、東北豪雨により避難所が開設された時には、栃木県鹿沼市、茨城県常総市、つくばみらい市の三ケ所に217枚の新畳を届けました。
ここで注目すべきは、災害が起こってから近隣の畳店が新畳を製造するということです。中古の畳ではありません。それを発災3日目以降5日以内に避難所に無償で提供します。
い草の新畳の香りは癒しの効果があります。それ以外にも畳には断熱性、クッション性、吸放湿性、吸音性があります。また、畳一枚の広さが人が寝るスペースの目安になり、それぞれの居場所の区切りができてくるそうです。
現在、熊本大震災の避難所に向けて山口県、広島県、岡山県、兵庫県,
島根県、鳥取県、大阪府の畳店が新畳製造にかかっています。
詳しい経緯などははまた後日ご報告します。