2014年11月17日

第83回京都畳技術競技会の様子

こんにちは。

京都の余韻に浸る畳屋の姉さんです。



 11月12日、京都で第83回京都畳技術競技会が行われました。これは年に1度、京都畳技術専門学院生が学年毎に手縫いの技を競い合う場です。

 我が長男は昨年学年優勝し、京都府知事賞をいただきました。
昨年優勝旗


 さて、今年はどうでしょう?

 2年生以上は「板入れ」といって、框(「かまち」=畳の縁を付けない辺)に板を縫いつける作業が加わります。2年生の制限時間は3時間20分。この時間を過ぎると5分に付1点減点され、40分過ぎると作業打ち切りです。

 ヨーイ、始め!で一斉に作業が始まりました。大勢の審査員が審査用紙を持って目を光らせながら歩きまわっています。

 先ず畳床の大きさを測ります。縦、横、斜め、何度も長尺を当てています。↓
2年の看板と孝高


決められたサイズに畳床を包丁で切っています。とても硬そうです。↓

床を切る孝高


 畳表がほつれないように端を1本ずつくくっています。凄い速さです。↓
端くくりアップ


 この日用意された畳床はとても藁が詰まっていて硬かったので、切るのも針を刺すのも大変だと判断され、打ち切り時間が40分から1時間に延長されました。
針を上から刺す孝高


針を上に抜く孝高


長男君、畳床が硬くてこんな顔になっちゃいましたemoji02

凄い顔の孝高


(続く)



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Posted by 畳屋の姉さん at 11:19│Comments(0)
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