2014年09月01日
芸術的空間で琉球畳の表替え
こんにちは。
社長の娘に間違えられた畳屋の姉さんです。

間違えられた時のことについて今からお話しましょう。
一カ月半程前だったでしょうか、このようなお宅の畳の表替えをさせていただきました。
この縁無半畳の畳表は本物の琉球表です。細いイ草を使った目積表と違い、多少ゴツゴツした感じですが、味があって丈夫です。
それにしても芸術的なお宅ですね。だってほら、静岡市民ならどこかで観たことがあるような作品が!

和室の入り口の絵画とこちらの↓絵画は奥様の作品です。
社長が奥様に、私が以前中学校の美術の教員だったことをお話すると、今度是非連れて来てと言われました。そこで畳表のコースターと請求書を持って社長と一緒に伺いました。すると
「あら、今日は娘さんを連れてきたの?」
と言われてしまいました。
「いえ、妻です。」
「わっかい奥さんね~!」
「いえ、同い年です。」
「え~!」
少しお部屋が暗くてよく見えなかったのでしょう!でも嬉しい間違えでした。(ありえない間違い?) そしてもっと嬉しかったのはこの作品群です!まるで美術館ではないですか!!つい奥様を質問責めにしてしまいました。
まず和室の床の間の掛け軸!面白いですね~。字のような絵のような・・・兎のようなケンタウロスのような・・・。何て書いてあるかわかりますか?これは「中」という字だそうです。
書いた書家は大杉弘子さん。東京学芸大学書道家出身で、世界的に活躍されている静岡県出身の書家さんでした。
あ~、新海畳店もお世話になっているしずおか信用金庫さんのシンボルマークも大杉さんの作品でしたか!恥ずかしながら、全然存知あげませんでした。
作品のお話や奥様が絵を描く為に行かれたインドのお話・・・私の知らない世界を沢山ご存知で、いくらお話を伺っても足りない感じです。
「涼しくなったらこの和室でお茶をたてるからまたいらっしゃいよ。」
と声をかけてくださいました。そのうち遠慮なくお邪魔させていただきます!
Posted by 畳屋の姉さん at 15:23│Comments(0)
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