2019年06月11日
人生初の鳥取県でいきなりハプニング!
こんにちは。
距離感が変わった静岡の畳屋の姉さんです。
今年2月のこと、京都の「関西畳工業株式会社」の奥様(武内さん)から、島根県松江市にある畳職租神「和多津海神社」の例大祭に一緒に行きませんかとお誘いをいただきました。
この全国でも珍しい、いわゆる「畳職の神様」は270年近い歴史があるそうで(江戸時代中期~)、現在は松江畳組合さんが毎年例祭を執り行うと共に、社殿の維持保存に努め、全国の畳店、組合員、材料商さん等にも業界発展の要として参列を呼び掛けているそうです。
お声がけいただいた時、正直言って迷いました。静岡から島根県に行くには、静岡空港から行くか、新幹線で岡山まで行ってそこから「特急やくも」で行くかです。色々シュミレーションしましたが、いずれにせよ「遠い」と思ってしまいました。
ところが丁度その後、月に一度参加している「古典戯曲を読む会」が行われ、そこで中東から帰ってきた方のお話を伺ったり、6月にご友人の結婚式でトルコに行く予定がある方とお話する機会がありました。そのうち、こんな小さな日本の中で移動するだけで遠いと思っていた自分はなんてちっぽけなんだろうと思い始めました。そして松江行きを決めました。
この研修旅行には、愛知県の榊原畳店の奥様も参加されることになりました。松江畳組合の組合長さんの奥様(竹内さん)も加わり、「松江女子会」が結成されました


まず私はこの「松江女子会」の皆さん(と言っても私以外3人ですが)のパワーに圧倒されました。例大祭の前後で出雲大社に行こうとか、化学表の工場見学をしようとか、「水木しげるロード」はどうかとか、宿泊場所はどうするとか、どんどん話が進んで行くのです。このような方達とご一緒できるだけでかなり勉強になるということを確信しました。
研修旅行当日の5/17。私は早朝の新幹線に乗り、名古屋で榊原さんと合流しました。武内さんも京都から合流し、三人揃って岡山へ。そして特急「やくも」に乗り替えました。
おしゃべりしたり、お菓子を食べたりしながらの電車はあっという間と思いきや・・・なんと



このことを早速松江市の竹内さんに報告すると、竹内さんはすぐに見学に行く予定だった化学表工場に連絡をとってくれたのですが、工場見学の時間変更はできないと言われ、中止せざるを得ませんでした。

そして竹内さんは急遽旅程を考え直してくれました。こういう時、地元の方は目的地までの距離感や位置関係などを把握しているから強いですね。予定では玉造温泉駅まで「やくも」で行く予定でしたが、手前の「安来」で降りるようにと。この日に行く予定だった出雲大社は三日目に行くことにし、三日目に行く予定だった「足立美術館」に車で連れて行ってくれました。しかも車で迎えにきてくださって、その後の移動も竹内さんの車で。本当に助かりました。
(続く)