2013年07月23日

社長の熊本研修(2)イ草の泥染め

こんにちは。

 
車椅子の母と一泊旅行にでかけてきた畳屋の姉さんです。



  私の実家の母は2年前に倒れて暫く入院しました。それをきっかけに自力歩行が困難になり、車椅子生活を送っています。

 そんな母が年に一度、泊りで出かけることがあります。お墓参りを兼ねた兄弟会です。先週の土日、私が車を出して修善寺に行ってきました。

 年々両親も叔父叔母も歳をとっていきますが、できる限りこういう集まりを続けて
いきたいと思います。
私と実家の家族


 社長の熊本研修旅行の続きです。

 先ず前回のブログで訂正があります。写真を観て、イ草の畑に網をかけていると勘違いしてしまいました。正しくは網を外す作業でした。m(_ _)m

 これは熊本に着いて一日めの夕方に行った網外し作業です。↓

イ草の網外し作業


 翌朝、網を外して倒れたイ草をトラクターで刈っていきました。

 本当はまだ暗い夜中の2~3時頃から刈り取るそうですが、特別に少し時間をずらしてくれたようです。↓

トラクターに乗る社長


束ねられたイ草は、崩れないようにしっかり重ね直します。↓



 
その後イ草の束をトラクターから下ろし、また積み直します。↓

イ草の束を積み直す


泥染め前のイ草


そしてこのイ草を泥染めします。画面左の方の泥水の中に、このイ草を大きな容器ごと漬けこみます。↓
泥染めするところ


イ草を泥染めすると丈夫になり、弾力性が保たれ、香りが強くなります。また、葉緑素を保護して分解を抑え、白銀色を保てるそうです。江戸時代中期頃から行われているイ草の加工方法です。
くみあい染土


淡路島の特産品なんですね!知りませんでした。↑
泥染めが終わったイ草(上から撮影)↓

泥染めが終わったイ草(絵うから)


 この泥染めが終わったイ草は、午前中から夜まで約18時間かけて乾燥機で乾燥させるそうです。

(つづく)
  


Posted by 畳屋の姉さん at 16:28Comments(0)旅行