2015年08月04日

一流の技が集結!京都迎賓館

こんにちは。

私もいつか迎賓館の見学に行きたい!と思う静岡の畳屋の姉さんです。




 先日、弊社社長がオリンピックの「畳でおもてなしプロジェクト実行委員会」の一員として、京都迎賓館の見学に行きました。

 
藤の間↓

藤の間の社長


 藤の花言葉が「歓迎」だそうです。このお部屋は京都迎賓館では最も大きなお部屋で、歓迎セレモニーや晩餐会、昼食会などが開かれます。またこの絵の正面には舞台があり、能や日本舞踊といった伝統芸能を賓客に鑑賞していただくこともできるそうです。

桐の間↓

桐の間



 賓客を迎える和の晩餐室と位置づけられている大広間です。畳屋としては一番観たかったお部屋ですね。写真ではややわかり辛いですが、座卓の下が掘りごたつのように足を下せるようになっています。畳の目をきっちり合わせながら掘りごたつと寸法を合わせるというのは至難の業だそうです。

 畳の中央にうっすらと縦の線が見えますね。これは「中継ぎ表」という珍しくて高級な畳表です。い草の太くて丈夫な部分だけを使うので、真中でい草を継いで編んであります。

 現在、中継ぎ表を編める職人さんが日本に何人いらっしゃるのでしょう?多分一桁しかいらしゃらないと思います。技術を継承しなければ!

 それにしてもこの座卓、長さ約12mの1枚板でできた総漆塗りですよ!face08丹念に塗りと研ぎを重ねられて歪みが無く、まるで鏡のようです。

 
そして床の間↓特別に長いサイズです!

長い床の間


桐の間の床の間


廊下の畳↓

廊下の畳



(続く)

  


Posted by 畳屋の姉さん at 18:04Comments(0)京都