2020年04月28日
沢山の襖が「来た~」(織田裕二の物真似の山本高広風に)
こんにちは。
ようやく残業から解放された静岡の畳屋の姉さんです。
4月は残業と休日出勤の嵐でした。なぜならば、2年くらい前からぼちぼち襖・障子・網戸の張替えを始めた株式会社新海畳店に、未だかつて経験したことのない程、短期間で大量の襖の張替えの仕事が入っていたからです。
襖の張り替え作業は、その襖の造りによって周囲の枠を外すものと外さないものがあります。今回の張替えは枠を外すタイプでした。
襖は畳程シビアではありませんが、部屋や場所によってサイズが異なります。なので、外した枠は襖紙を張り替えた後は必ず元の襖に取り付けなければなりません。
そこで弊社独自のルールを幾つか作りました。
ルール1=枠を外す時には天(襖の上部)を東に向け、表を上にして作業台に平置きする。
ルール2=枠を外す前にマスキングテープを1本1本の枠に貼って「上」「下」「左」「右」を明記する。
ルール3=外した釘は決めた箱の中へ。枠は丁寧に拭き上げる。
ルール4=外した枠は襖1枚ごと畳の縁で縛る。その時、上の枠に書いてある襖の住所(場所を表す「82北右右」等の表記)が見えるように縛る。
ルール5=畳の縁の色は1戸1戸変えて、1戸ごと段ボール箱に立てる。
ルール6=外した取っ手は釘とセットにして養生テープで留める。養生テープに襖の住所を書き、一戸ごとに箱に入れる。
襖の枠と取手をひたすら外して拭いたら、次は襖紙を剥がす作業にかかります。
襖・障子・網戸部長の長男と副部長の私新海祥代は、工程ごとに常に時間を測っていました。襖の枠を外すのに何分かかったか、襖紙を剥がすのに何分かかったかというように。
そして、一人で作業を行うのと、二人一組で作業をするのとどちらが早く綺麗にできるか、作業台の向きや道具の置き場は・・・?試行錯誤をし、ルールを作り、それを社員に伝達して教育しながら作業を行うようにしました。
また、長男と私は、長期的な作業の見通しを立てる為に先行して1枚の襖の張替えを最後まで完成させました。
襖は新しい紙に張り替えたら、じっくり時間をかけて乾燥させた方が綺麗に仕上がります。急激に乾燥すると、反ったり皺が出たりします。
その結果、4月初旬に長男と私が立てた見通しは・・・毎日残業をし、毎週休日出勤をしないと納期に間に合わないでした。
そして腰痛と戦いながら怒涛の一か月が始まったのでした。
(続く)
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