2019年11月27日
めぐるりアート静岡(中勘助文学記念館)
こんにちは。
初めて中勘助文学記念館に行った静岡の畳屋の姉さんです。
10/22~11/10に行われていた「めぐるりアート静岡2019」。私は11/9にその会場の一つである中勘助文学記念館に行ってきました。そこは静岡市出身の写真家、多々良栄里さんの作品の展示会場になっていたのです。
私は恥ずかしながら中勘助さんのことをあまり存じ上げていなかったので、この際お勉強してこようという思いもありました。
ナビをたよりに記念館に行くと、庭に幾つか写真のパネルが設置されているのが目に入りました。
建物は、古めかしい母屋と、茅葺屋根の杓子庵があります。母屋は縁付き畳、杓子庵は縁無し畳です。どちらも数年前に静岡市の畳組合で畳替えをしていますので、畳の状態も楽しみの一つでありました。
記念館に入ると職員さんが展示品や中勘助さんの人生やお人柄などについて丁寧に解説してくださいました。
中勘助の作品の中で有名な「銀の匙」は、夏目漱石の推薦で大正2年に東京朝日新聞に連載されました。このことで中勘助さんは作家として認められるようになりました。
そして、この「銀の匙」だけで高校3年間の国語の授業をしたという先生がいます。その高校は、当時は小さな学校だったようですが、今では東京大学に進学する生徒が多いことで知られている有名な高校になりました。
「銀の匙」読んでみたくなりました!
職員さんに私が畳屋だと話すと、
「ここはどうしても西日が入ってしまうから日に焼けちゃって・・・。」
とおっしゃいました。でも私から見ると、その焼け方が綺麗で、茶色い筋も擦り切れも無くて。品質の良い畳表が使われているのがよくわかりました。
杓子庵は茶室程度の小さな庵でしたが、そこに座ってお庭を眺めるととても落ち着いて心地よかったです。中勘助さんがここで奥様と一緒に間借りして作品を作っていたのだと思いを馳せてみました。静かで温かい空間でした。
「めぐるりアート静岡2019」」は終わってしまいましたが、中勘助文学記念館は今でも無料で見学ができます。(10~17時。月曜日と祝日の翌日と年末年始は休館。)また、歌会、句会、読書会、茶会などの文化活動に利用することができます。
皆さん、是非足をお運びください!