2015年06月11日
紋縁との戦いは老眼との戦い?!
こんにちは。
意地でも老眼鏡をかけなかった畳屋の姉さんです。
新海畳店では去る2~4月、お寺の畳の表替えのお仕事をしていました。
お寺の畳は非常に大きくて重いものが多いです。3月4日のブログをご覧ください。全ての畳がそうではありませんが、通常の畳の1.5倍程の長さの畳もあるのです。
もう一つ、お寺の畳で難しいのは紋縁の柄合わせです。新海畳店内で製造した時には柄がピッタリ合っていたのに、お寺に収めたら建物の歪みにより微妙に模様がずれてしまい、手直しをしたことが何度もありました。
下の写真のように3枚の畳が合わさった所も、最終的にはこのように柄がピッタリ合うように仕上げました。
さて、この難しい柄合わせがなんと私にも課せられました。


仮縫いの糸は黒、紋縁の地の色も黒なので、縫い目がとても見辛いです。大体、針に糸を通すのも大変で・・・。

でもここで老眼をかけたら負けです!!
と、意地になっていたら、社長に
「道具(老眼鏡)は上手く使えよ。」
と言われてしまいました。


と思ったら!なんと、


この拝敷の四隅の四角は四天王を表し、拝敷は仏界における世界一高い山「須弥山(しゅみせん)」を表しているそうです。本来須弥山の頂上は帝釈天が座る所で、そこに僧侶が座るということは、本尊の代理として読経するという意味があるそうです。
このように深い意味がある拝敷の紋の数を間違えるわけにはいきませんね。老眼と戦いながらもなんとか仮縫いができたので、最後は社長にバッチリ仕上げてもらいました。
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